赤ちゃんのかわいらしい歯が生えはじめたら、心配になるのが「虫歯」にならないかどうかですよね。赤ちゃんも大人と同じように、歯の健康を保つためには歯磨きが必要です。そこで今回は、「1歳からの楽しい歯磨き習慣」をテーマに、赤ちゃんの歯磨き情報の他、赤ちゃんが口に入れても大丈夫な「歯磨きジェル」の人気商品も、ご紹介していきます。
赤ちゃんの歯磨きが必要な理由と開始の目安
大人の場合、歯の健康を保つためには、毎食後の歯磨きがかかせません。しかし、まだ離乳も完全ではなく、歯も生えそろっていない赤ちゃんにも、歯磨きが必要なのでしょうか?歯磨きが必要な理由と、赤ちゃんが歯磨きをはじめる時期の目安について、見ていきましょう。
赤ちゃんにも歯磨きが必要な理由
赤ちゃんの口腔(こうくう)内はもともと、豊富な唾液の効果で自浄作用が働いているため、虫歯の元である「ミュータンス菌」が繁殖しにくい環境になっています。しかし、赤ちゃんの歯も大人の歯と同じで、歯垢(しこう)がたまれば、ミュータンス菌が繁殖して歯を溶かしてしまう可能性はゼロではありません。虫歯になる可能性がある以上、予防策として赤ちゃんにも歯磨きが必要なのです。
赤ちゃんが歯磨きをはじめる時期の目安は?
赤ちゃんが歯磨きをはじめる時期は、「下の前歯が2本」生えはじめたときが目安です。通常、赤ちゃんの歯が生えはじめるのは、生後6カ月から9カ月くらいが一般的です。しかし、成長の度合いには個人差が大きく、2カ月くらいから生えはじめる赤ちゃんもいれば、7カ月、8カ月過ぎてから生えはじめる赤ちゃんもいます。日頃から、赤ちゃんの口の中の様子に注意して、歯磨き開始のタイミングを見逃さないことが大切です。
まずは歯磨きに慣れることからはじめましょう
歯が生えはじめたからといって、「すぐに毎日歯磨きしないと虫歯になってしまう」というわけではありません。歯が生えたことによって虫歯になるリスクは増えましたが、まだ十分に唾液の自浄作用が、赤ちゃんの生えはじめた小さな歯を守ってくれています。焦らず、少しずつ、赤ちゃんが歯磨きに慣れることからはじめてみましょう。
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赤ちゃんの歯磨きに必要なグッズについて
赤ちゃんにとって、口に異物を入れられる歯磨きは、「痛いこと」「嫌なこと」と認識されてしまいがちです。一度マイナスのイメージが定着してしまうと、歯磨きを嫌がるようになってしまうことも。ここは焦らずに、順を追って赤ちゃんの状態にあった歯磨きグッズを使用して、赤ちゃんに「歯磨きは心地よいこと」「楽しいこと」というプラスイメージを持ってもらうようにしましょう。
最初はガーゼなどを使って慣れることから
赤ちゃんの初めての歯磨きに、刺激が強すぎる歯ブラシは不向きです。最初は、清潔な少し湿らせたガーゼなどで、歯の表面を優しく拭ってあげてください。これだけでも、口腔内の衛生はだいぶ保たれます。こうして、口の中をガーゼなどで拭うことは、次の歯磨きへの大切なステップになります。ただし、赤ちゃんが嫌がったりぐずったりしたときには無理は禁物。様子を見ながら、少しずつ慣れしていきましょう。
ガーゼの歯磨きに慣れてきたら乳児用の歯ブラシを
ガーゼなどで、歯の表面を拭うことに慣れてきたら、次はいよいよ歯ブラシです。上下、両方の前歯が生えそろうころが、歯ブラシを使いはじめる目安です。このころまでに、歯ブラシを使えるようにしておくと良いでしょう。歯ブラシは、乳幼児用の小ぶりで、歯や歯茎に優しいものを選んでください。赤ちゃんが好きなキャラクターのものや、好きな色を選んであげると良いですよ。
口に入れても大丈夫な「歯磨きジェル」がオススメ
まだ「うがい」ができない赤ちゃんにオススメなのが、「ジェルタイプの歯磨き粉」です。万が一飲み込んでも危険のない、「発泡剤や研磨剤などの薬剤が入ってない」もので、乳幼児専用のものを選ぶことがポイントです。赤ちゃん好みの、甘いいちごやオレンジ味などの果実の味や香り付きのものもあるので、お気に入りを探してみてください。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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