妊娠中期は妊娠5~7カ月(妊娠週数16~27週)の期間を指し、安定期とよばれています。妊娠初期ではあまり目立たなかったおなかや乳房もふくらんで、妊婦らしい体形になってきますので、マタニティ専用のインナーが必要かなと感じ始める頃でしょう。おなかの赤ちゃんを守りつつ、妊婦にとっても快適なマタニティインナーの選び方をご紹介します。
妊娠するとバストはどう変化する?
妊娠すると、乳腺が発達し始めることにより乳頭が敏感になり、下着に触れるだけでもかゆみや痛みを感じることもあります。乳房も徐々にふくらんできますが、単にカップが大きくなるだけではなく、乳房の下半分が脇に向かって大きくなり、間隔も広がっていきます。
マタニティ専用ブラジャーの必要性
デザインや補正を重視した一般的な女性用ブラジャーは、伸縮性が乏しいので、妊婦の大きくなるバストを押さえつけ、ワイヤによって乳腺を圧迫してしまいます。肌も敏感になっていますので、化学繊維やレース部分がかゆみや痛みの原因にもなります。今までのブラジャーに違和感を抱いたら、マタニティ専用ブラジャーに替えましょう。
マタニティ専用ブラジャーの選び方
妊婦のバストサイズは最終的に、妊娠前よりも2カップ、アンダーは約5センチ大きくなると言われています。ブラジャーを選ぶときは、日々大きくなるバストに対応できるよう、伸縮性のある素材で、アンダーバストのサイズが変えられる、ホックのついたものがよいでしょう。肌も敏感になりますので、素材は肌に優しい綿素材がおすすめです。
マタニティ専用ブラジャーのタイプ
マタニティ専用のブラジャーには、大きくなったバストが垂れないよう支えつつ、形も整えてくれる日中用の「マタニティブラジャー」と、締め付け感を極力なくし、就寝などリラックス時用の「マタニティハーフトップ」があります。さらに、これらのブラジャーは出産後の授乳にも使用できます。授乳口のタイプもさまざまありますので、用途や好みに応じて選びましょう。
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妊娠するとウエストはどう変化する?
妊娠すると、子宮が発達して上に上がってくるため、ウエストにはくびれがなくなります。出産前と比べて、最終的にウエストは約23センチ、おへそまわりは約20センチ大きくなると言われていますが、ヒップまわりの変化は5cmほどにとどまります。
マタニティ専用ショーツの必要性
単純にサイズの大きなショーツをはけばよいと思いがちですが、一般的なウエストゴムの位置では子宮を圧迫してしまいます。また、ウエストに合わせた一般ショーツではヒップ部分が大きすぎるため、履き心地も悪くなるでしょう。おへそまですっぽりと包むように、前身頃が大きくつくられたマタニティショーツなら、子宮を圧迫せずに、おなかを冷えから守ることができます。
マタニティ専用ショーツの選び方
基本的にショーツのサイズ表記は、妊娠前と同じサイズを選べるようになっています。しかし、締め付けはよくないので、伸縮性のある素材を選ぶか、余裕をもってワンサイズ上を選んでもよいかもしれません。また、おりものや出血などの変化がわかりやすいよう、クロッチ(股間があたる、布が二重になっている部分)が白いものを選んだ方がよいでしょう。
マタニティ専用ショーツのタイプ
マタニティショーツはやはり、綿素材でおへその上まですっぽり包む「深ばきタイプ」が主流のようです。夏場などで冷えの心配がなければ、おなかを圧迫しない「ローライズタイプ」でも大丈夫でしょう。また、脚の付け根の締め付けが気にならない「ボクサータイプ」のショーツも人気です。季節や好みの使用感に合わせて選びましょう。
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社交的な我が子に困惑する引きこもり主婦。トイレでの愛読書はナンシー関さん。
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