今日も夫は不機嫌です…「フキハラ夫」にはどう対応したらよい？

夫の不機嫌な態度、もう耐えられない。常にイライラ不機嫌で、家族に気を遣わせる夫。もしかして、それは「フキハラ夫」かもしれません。不機嫌な夫に気を遣いすぎて精神的に追い詰められる女性がいます。

こちらの記事ではそんなフキハラ夫を分析。その特徴と対処法をご解説します。「我慢できない私がダメなの？」と一人で悩まずに、ぜひ解決に向けて動き出していきましょう。

毎日夫が不機嫌…それって「フキハラ」かも？

夫の不機嫌が止まらない。朝起きればイライラ、食事をとってもイライラ。寝ても覚めても不機嫌で居続ける夫。そんな「フキハラ夫」に悩まされていませんか？

人間なら気分の浮き沈みがあって当たり前とはいっても…こんなに毎日イライラしているのは何故なのか。夫の不機嫌に悩んだら、「フキハラ夫」について理解を深めてみましょう。

不機嫌さんの代名詞？「フキハラ夫」とは

「フキハラ」とは「不機嫌ハラスメント」の略語です。不機嫌な態度を取り続けることで、相手を威圧するなど精神的なダメージを与えます。近年では職場でのフキハラが問題視されています。
会社の上司や先輩からの不機嫌な態度。立場の弱い者にとっては常に機嫌を伺わなければならず、ストレスフルです。

そしてフキハラが問題になるのは職場だけではありません。家庭という外の世界から閉ざされた場で不機嫌な態度を貫く夫の姿があります。フキハラ夫の妻は、夫の一挙一動にびくびくさせられ自宅でも気が休まりません。
なお最近、頻繁に話題に上っているのは夫によるフキハラですが、フキハラそのものは男女問わず起こりうる点をご理解くださいね。

そもそも「ハラスメント」とは

ハラスメントとは相手を不快にさせる行動や発言を指しますが、最近では種類や定義も多種多様になってきています。家庭内の問題としてはパートナーを言葉の暴力で追い詰める「モラハラ（モラル・ハラスメント）」が有名です。モラハラは態度だけでなく言葉などで相手に精神的な傷を負わせる行動といわれています。

一方、フキハラは積極的に悪口などをいうわけではないにせよ、不機嫌な態度で居続けることが家庭環境を破壊するのです。

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うちの夫も当てはまる！？フキハラのチェックポイント

大人なら日々の疲れやストレスの蓄積で、つい不機嫌になってしまうことも多いものです。特に仕事の緊張から解放されて家路についた後は完全にオフモードになり、家族に気を遣う余裕のない夫も多いでしょう。
しかし、そうはいっても夫がいつも不機嫌でいるとなると「本当にこれが普通？」と疑問に思います。あなたの夫はどうでしょうか。ここでフキハラ夫の特徴をご解説します。

不機嫌を隠さず「俺に気を遣え」オーラを出している

ため息、表情、声のトーン。夫のあらゆる挙動から、不機嫌なことがありありと伝わってくる。フキハラ夫の放つ不機嫌オーラを浴びると、家族は気を遣わざるを得ません。妻は夫に話しかけるのにも緊張し、幼い子どもはパパに寄り付かない。家族はフキハラ夫の不機嫌をいかに悪化させないかに集中して動かざるを得ません。夫が使う物の配置に気を配り、食卓には嫌いな物を出さないなど暗黙のうちにさまざまなルールが発生。

フキハラ夫は具体的な指示を出さないにせよ、気に入らないことがあったときの態度から「これをしたら、さらに不機嫌になる」と妻に学習させていくのです。

フキハラ夫は構ってちゃん？無視したら悪化

虫の居所が悪いときは放っておけばいい。夫婦といえど、距離が必要なときもありますが…フキハラ夫が相手となると、そうはいきません。不機嫌を自分で解消してくれないのがフキハラ夫です。イライラを露わにしつつも、ずっと妻の視界の中にいる。ママと子どもが出かけるときも、誘われなければ不機嫌になるため、誘わざるを得ません。しかし行き先が気に入らなければ不機嫌になるのは明白。出先についてくればずっと不機嫌。ついてこなくても「放っておかれた」とイライラ。

もちろん休日にどこにも行かないとなると、それもそれで不機嫌の種。何をするにせよ機嫌を損ねやすいため、妻としては細心の注意を払って行動しなければなりません。

誰にも理解されず妻が孤立状態にある

フキハラ夫にまつわる問題が深刻な理由は、周囲の理解を得られにくいことではないでしょうか。周囲の人にフキハラ夫の現状を相談しても、「そういう時もある、仕方ない」で済まされがちです。しまいには「家の中でくらいリラックスさせてあげなよ」「あなたの心が狭いんじゃない？」「もっと旦那さんに優しくしてあげて」といった言葉を返されるケースもあり、妻が悪者扱いされてしまいます。
周囲からの心無い言葉に、二重にダメージを受けてしまう女性も多いようです。