産後のことを考えると、今の職場よりも働きやすい職場に転職したいと思っている妊婦さんも多いことでしょう。しかし、「妊娠中に転職するにはどうすれば良いのか分からない…」と悩むこともありますよね。そこで、今回は、＂妊婦の転職活動の進め方＂について詳しくご紹介します。「転職を成功させたい！」と思っている妊婦さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
妊婦でも転職できる？妊婦の転職事情
妊婦で転職するのは勇気がいりますよね。実際問題、妊娠中は心身の不調などの影響もあり、転職自体が難航することもあるでしょう。そこで、まずは妊婦さんの転職事情について知っておくことが大切です。
妊婦で転職するのは結構難しい
会社は、さまざまな仕事を抱えています。そのため、人員補充する際には、1人当たりに任せる仕事量をしっかりと計算した上で、採用することが多いです。しかし、妊婦を採用するとなると、産後の仕事の計画が立てづらいこともあり、会社が想定しているよりも仕事が進まず、結局さらに人員補充しなければならないというケースもあり得ます。
また、子どもがある程度大きく成長するまでは、育休や早退が必要になる可能性もあるため、会社側としては両手をあげて採用ということにはなりづらいのが現状です。
妊婦の転職活動自体は意外と多い！
日本では、出産を機に会社を辞める人が半数程度はいると言われています。しかし、退職した際に失業保険をすぐに受け取ろうとしても、求職活動をしなければもらうことができません。そのため、形だけでも求職活動を行い、失業保険を早めに受け取ろうとする方が一定数いるので、妊婦でも転職活動をしている場合がめずらしくありません。
また、求職活動を行う上で条件の良い職場を見つけることができれば、そのまま就職しようと考えている方も多い傾向にあります。
転職活動中、妊婦であることを伝えるべき？
法律上では、面接の時に妊娠中だと会社側に伝える義務はありません。しかし、報告する義務がないからといって、会社に伝えないのは相手を騙しているような気持ちになり、自分自身も安心して仕事をしにくくなります。また、会社側も騙されたような気持ちになり、不信感を抱いてしまう可能性もあります。
お互いの信頼関係のためにも、面接の際には妊娠中であることを伝えた方が良いでしょう。
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妊婦の転職！どんな仕事を探すべき？
妊婦が転職する場合にはさまざまな問題が生じるため、意外とハードルが高いことが分かりました。では、妊婦さんはどんな仕事を探すべきなのでしょうか？ここからは、妊婦でも採用されやすい仕事についてお伝えします。
心身の負担が少ない単純作業の職場
工場の作業員やレジ打ちなど、誰でもすぐに覚えられるような仕事であれば、妊婦でも転職しやすい傾向にあります。単純作業の職場はマニュアルがしっかりとしており、どんな人が来てもすぐに馴染むことができるからです。
また、主婦が働いていることが多いので、産後も働きやすい傾向にあります。ただ、パートやアルバイトが大半なため、正社員を目指している方には不向きかもしれません。
人手が足りていない職場への転職
人手不足でどんな人材でも欲しいと思っている会社は、狙い目です。妊婦という厳しい条件でも雇ってくれるケースが高いと言えます。ただ、人手が足りていない会社は、引き継ぎなどもあまり無い状態で仕事を任される可能性が高く、経験がない職種であれば仕事を覚えるまで大変かもしれません。
また、人手不足ということは、残業が多い場合もあり、自分の時間や家族との時間を大切にできないこともあるでしょう。
女性の割合が多い職場なら理解度が高い
女性の割合が多い職場であれば、みんな当たり前のように産休や育休をとっています。そのため、有給取得や早退もしやすく、仕事と家事育児を両立しながら生活することができるでしょう。こういった職場は、医療系に多い傾向にあります。
医療系の資格を持っていない場合は、病院の受付などであれば資格がなくても就職可能です。ただ、専門的な知識を持っている方が採用には有利になります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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