デメリットにも注意!女性のパラレルキャリア
パラレルキャリアには魅力的なメリットがありますが、デメリットもないわけではありません。パラレルキャリアは「自分のしたいこと」を中心に活動を進めていくため、自己責任も伴うのです。そんなパラレルキャリアのデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
時間を有効に使えない可能性が出てくる
パラレルキャリアは、メインの仕事と並行して活動します。
それゆえに、余暇を上手く利用できなかったり、それぞれの活動のタイムスケジュールの管理が難しくなったりする可能性も多くあります。その結果、どちらも中途半端になってしまい、やりがいや意欲がそがれてしまうデメリットが存在します。
心身のバランスを崩してしまうことも
パラレルキャリアは、自分の好きなことを中心に人に役立つ活動を行うことが前提になります。だからこそ生きがいを感じやすいのは事実ですが、パラレルキャリアに使う時間や活動費も自分自身で管理することが基本です。
それゆえに、プライベートの時間が十分に取れない、金銭的な負担が増えるなどの疲れやストレスで、心や身体を壊してしまう危険性もあります。
案外やりたいことが見つからない場合もある
何かを実際に始めてみたとしても、そこまで興味を持てなかったり、続けることが困難だったりするときもあるでしょう。本当にやりたいことを見つけるのは、意外と難しいのです。
そのようなときは、ノートなどに自分がワクワクすることや理想とすることを書き出して、心の中を客観視し、目指す方向性を見出す作業などが必要になるため、本当の意味でパラレルキャリアを持つまで、想像以上の時間がかかる場合もあります。
おわりに
働く女性が増えた現代ですが、結婚や出産、育児、介護など、女性の人生には未ださまざまな分岐点が多く存在します。それゆえに、ライフステージに合わせた柔軟なキャリアの築き方が重要になるのです。今後も、パラレルキャリアが女性たちにとって、明るく前向きな選択肢になると良いですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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