お正月を迎えると親戚が集まるので、お年玉をもらう機会が多くなりますよね。子どもはお年玉がもらえて大喜びですが、親の立場からするとお年玉のお返しはした方が良いのか悩むところです。
ここでは、お年玉のもらいっぱなしでは失礼なのか?お返しをした方が良いのかということについて、詳しく解説します。お正月の時期に悩まないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お年玉のお返しは必要?不要?
お年玉は、お年玉を渡し合うほど親しく、「お互い様」という関係性であれば、迷わなくてもお返しは不要です。
ただ、世の中には様々な関係性が存在します。そのため、以下では幅広いケースを想定してご紹介しましょう。
お年玉のお返しは基本的には不要
結論から言うと、お年玉のお返しは基本的には必要ありません。本来、お年玉は大人から子どもに対して渡されるものだからです。
しかし、まだ子どもが小さな場合は悩むと思いますが、親からは「お返し」という改まった形ではなく、「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えれば十分でしょう。
ただし、一般的にはお年玉のお返しは不要ですが、住んでいる地域によってはお年玉のお返しが必要な場所もあります。その場合は、地域の習わしが分かる年配の方にアドバイスを頂くようにすると良いですね。
お年玉のお返しが必要なケースとは?
先ほど基本的にはお年玉のお返しは不要だという事をお話ししましたが、実はお年玉のお返しが必要なケースもあります。お年玉をもらった方に、成人していない子どもがいる場合は、頂いたお年玉と同額のお年玉をお渡しする方が良いでしょう。
しかし、もらった方に子どもがいなかったり、今後もそのような予定がなかったりする場合は頂きっぱなしになってしまいます。そのような時は、ちょっとしたお菓子や感謝の気持ちが伝わる物を添えて、お礼を伝えるのが無難でしょう。
お年玉のお返しをする時の金額は?
具体的なお年玉のお返しの金額に関しては、お年玉をもらった方との関係性にもよりますが、頂いたお年玉と同額を返す時もあれば、半額で返すなどケースは様々です。おおよその金額としては、頂いたお年玉の「3分の1~半額」くらいの範囲内でお返しするのが一般的となります。しかし、現金でのお返しは失礼にあたるので控えるようにしましょう。
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お年玉のお返しとして現金以外のおすすめは?
先ほども解説した通り、お年玉のお返しだからと言って、現金を渡すのは相手に失礼です。現金以外ではどんなお返しをすればよいのでしょうか?
旅行に行った時のお土産
まず1つ目は、旅行などに行った時のお土産です。
お土産なら、例えお年玉を頂いた方が「お年玉のお返しなんて気にしなくて良いのに」と思っていたとしても、気持ちよく受け取ってもらえます。
また、旅行先での話をする事で、改まった雰囲気になることなくお年玉のお返しをする事が出来ます。お土産を渡す際に、サラッとお年玉を頂いた事のお礼を伝えて、その後旅行の思い出を話すとその場も盛り上がるので、おすすめです。
年始の挨拶のお年賀の品
2つ目は、年始の挨拶のお年賀の品として、お年玉のお返しをするという方法です。
年末年始には、それぞれその年にお世話になった方へ、お礼の品を渡しますよね。その時に、普段渡すお年賀の金額よりも、少し高級なものに変更して、お年玉のお返しとして渡すという方法もおすすめです。
何もない状態であまりにも高級なお年賀だと相手も気にしますが、一言お年玉のお礼を添えれば受け取ってくれることでしょう。
一緒に食事に行ってごちそうする
3つ目は、一緒に食事に行ってごちそうをするという方法です。
お年玉を頂いた方と、気軽に会える関係性の場合は、一緒に食事に行って楽しい時間と食事をごちそ
うする事で、相手に楽しんでもらいながらお年玉のお礼をする事が出来ます。食事の際に、一言お年玉を頂いた事への感謝の気持ちを伝えて、一緒の時間を楽しめば、相手も気持ちよく受け取ってくれるはずです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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