義母との同居ストレスは、周りの人が思っている以上に大変なものです。また、義母の干渉が強い場合は「そこまで言われたくない」と思うこともありますよね。
今回の記事では、義母と同居をする上で少しでもストレスを解消するための方法や、ストレスが緩和されない場合の選択を中心にお伝えします。
同居でストレスを感じる理由=あくまで義母
同居でストレスを感じてしまう最大の理由は、「義母はあくまで義母だから」という点が挙げられるかもしれません。
では、実際にどのような点で「実母」と「義母」の違いをはっきりと感じるのでしょうか?
価値観の違いが余計な一言になる
義母からすれば「夫は大切に育てた我が子」と思う気持ちがあるため、幼い頃のようにさまざまなことに口出しをしたくなる傾向が抜けません。
そのため、子育てや金銭面など必要以上に入り込んでくる場合も多いでしょう。
夫婦は生まれた環境などが違うもの同士の結婚のため、2人にとってベストな価値観を作っていく必要があります。しかし、義母は「義母自身の価値観」を押し付けてくるため、妻側としてはストレスが生じがちになるのです。
家族ではなく家政婦扱いをしてくる
共働きで忙しくしていたとしても、食事の準備や掃除を全て押し付けてくる義母がいるのも現実です。
妻側は必死に仕事と家事を両立していたとしても、「おかずが少ないんじゃない?」「掃除しているの?汚いけど」と文句ばかりを言われると、ストレスが溜まっていくことでしょう。
義母から「ありがとう」とお礼すら言ってもらえない状況が続くと、何もかもを投げ出したくなることもあるはずです。
夫が仲を取り持ってくれない
中立的な立場で話を聞き、義母に非がある問題に対しては「俺からちゃんと伝えるから、安心して」と夫に言ってもらえるのが理想的です。しかし、中には「母親の言うことをなんで聞けないの?」という態度をとってくる夫もいます。
また、義母との問題について相談したとしても無関心で、仲を取り持とうとしてくれない場合もあります。
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同居でストレスを感じないための解決方法
「相手に対して期待しない」「義母の発言を気にしない」という2つの方法を取ることができれば、心の平穏を保てるかもしれません。
しかし、この2つの方法は1番難しいと言えるため、現実的な方法を以下にお伝えしましょう。
同居のためのお互いのルールを作る
同居をするにあたって「同居のためのルール」を作っておくと、一定の線引きをすることが可能です。ルールを作る際にお互いの生活時間などについて伝えておくと、さまざまな問題が生じる可能性が少なくなるでしょう。
義母とは年齢だけではなく、価値観や環境などが違うからこそ、しっかりと話し合っておくことでストレスを減らしていくことができます。
実の両親や友達に話を聞いてもらう
ストレスを溜め込んでいると、日々の生活すらも辛く感じます。義母に対して冷静に対応をする方が有利に進んでいくため、早めの段階から誰かにストレスを吐き出しておくといいでしょう。
また、実の両親に相談をしておくことで大きな問題に発展した場合に、義母を含む話し合いに参加してもらうことが可能になります。もし離婚なども視野に入れる可能性が0ではないのであれば、早めに話しておくことで協力してもらえるかもしれません。
同居を解消し、義母とは別々に暮らす
上記で紹介した方法でも改善できないのであれば、同居を解消するのが理想的だと言えます。そのためには、夫にどのような点がつらいのかをしっかりと説明し、理解を得ましょう。
「義母との同居が限界だから」と曖昧に話すのではなく、夫にとっては「大切な家族」だということを理解した上で、具体的にどのようなことが問題なのかを説明すると、しっかりと伝わる可能性が上がります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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