最近は子育てをしながら、第一線で働いているワーキングママも多くなっていますよね。しかし、ワーキングママには泊まりの出張が課されるケースもあり、子どもの世話を誰がするかという悩みを抱える場合も少なくありません。
この記事では、ワーキングママが泊まりの出張時に生じる問題や、対処法などについて解説します。
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ワーキングママの泊まりの出張の悩みとは?
まずは、ワーキングママの泊まりの出張の悩みというテーマで見ていきましょう。ワーキングママは泊まりの出張に関してどのような事で悩んでいるのか、その実態をお伝えします。
多くのワーキングママは泊まりの出張をためらっている
会社の戦力となって毎日働いているワーキングママの存在は、現在においてめずらしいことではありません。また、男性と同様にキャリアアップを積極的に目指している人も多くいます。
しかし、キャリアアップのためには泊まりの出張が欠かせない場合も。ただ、未だ子育てを担うのは男性側よりも女性側だというケースが少なくありません。そのため、必要だと分かっていながらも、泊りの出張を躊躇するワーキングママがいるのが現状なのです。
子連れで泊まりの出張は嫌煙される
ワーキングママの中には、身近に頼れる家族がおらずに、子連れで泊まりの出張に行く人も少なからずいます。しかし、子連れで泊まりの出張は周囲に理解されづらく、「それなら他の人に出張を頼むよ」と言われてしまうワーキングママもいるようです。
また、上司によっては、あからさまに迷惑そうな顔をする人もおり、キャリアアップを諦めざるを得ない女性もいると言われています。
子どもに留守番させて出張に行くことに抵抗がある
パートナーや家族に子どもを預けられる環境のワーキングママもいますが、それができない場合は子どもに留守番させて、出張に行かなければならないこともあるでしょう。しかし、子どもに全責任を負わせる行動は避けたいですよね。
また、パートナーやその家族に子どもを見てもらえる場合でも、子どもの世話をしてくれている家族の負担を考えると、仕事に集中出来なくなるワーキングママもいるようです。
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ワーキングママの泊まりの出張時の対処法
子連れで泊まりの出張に行くにしても、子どもにお留守番をさせて泊まりの出張に行くにしても、適切な対処法を考えておかなければスムーズに仕事が進まなくなります。
以下に、ワーキングママの泊まりの出張時の対処法をご紹介します。
ベビーシッターを利用して泊まりの出張に行く
子どもを預けるとなった場合、保育園のように継続的に利用するようなサービスではなく、単発的に子どもを見ていてもらいたいというワーキングママもいることでしょう。
そのような時に心強いのが、ベビーシッターです。ベビーシッターを利用すれば、もちろん子どもを安全に見てもらえますし、仕事として依頼出来るので、気兼ねなく自分のことに集中できるというメリットがあります。
日頃から夫婦で協力体制を整えておく
ワーキングママの場合、パートナーに子どもを押し付けて自分だけ仕事を優先する事に、抵抗感があるという人も多いでしょう。しかし、お互いに仕事の都合がつかない時に、いつでも協力できるような雰囲気が夫婦間で築けていれば、ためらいや心配もなくなります。
いざという時に両親に頼めるようにしておく
やはり、自分の両親に子どもを頼むことが一番安心できるというワーキングママは多いでしょう。そのため、あらかじめ泊まりの出張が多いと分かっている場合は、両親に事前に説明しておき、いざという時に気兼ねなく頼めるように準備しておく事が大切です。
また、子どもがおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に居ても緊張したり寂しくなったりしないように、普段から行き来しておくとさらに安心ですね。
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ワーキングママが泊まりの出張時に意識する事
最後に、ワーキングママが泊まりの出張時に意識しておくと良い事をお話しします。ワーキングママにとって、泊まりの出張に関する問題は常に付きまとうものです。そのため、出来るだけスムーズに泊まりの出張に行けるように、日頃から意識することが大切になります。
子どもにきちんと説明して不安感を解消しておく
泊まりの出張の時は、ママがそばにいない環境になるので、大人が感じているよりも何かと子どもが敏感になる可能性があります。
そのため、子どもがしっかり理解できるように、事前に説明をしておいてください。そうすることで、子どもの不安感を少なくするように心がけましょう。
早めに出張の予定を決めてもらえるようにしておく
早めに泊まりの出張があるという事が分かれば、子どもを預ける相談をしたり、事前の準備にも余裕が持てるようになったりします。両親に預けるにしても、お互いに負担が最小限になるように調整する事が可能になるので、上司などに相談してみるのも良いでしょう。
緊急事態の時の対処法を家族で共有しておく
ワーキングママが泊まりの出張に行っている間に、不測の事態が起きる可能性もありますよね。そのような時に備えての対処法を、事前に家族全員で共有しておくと、いざという時に慌てずに済みます。
また、近くにいるママ友などにも協力をお願いしておくのも良いでしょう。
おわりに
ワーキングママにとって、泊まりの出張はキャリアアップに大切なものです。しかし、子どもを預けて出張に行くのは一抹の不安がありますよね。そのような時は、ぜひ今回ご紹介した対処法を参考にしてみてください。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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