持ち家を購入する時の注意点とは?
上記では、持ち家と賃貸それぞれのメリット・デメリットをお話ししました。それらを理解したうえで、家を購入する際は、どのようなポイントに配慮すれば良いのでしょうか?マイホームの購入は人生の一大イベントです。物件選びに失敗して、後悔するようなことがないようにしましょう。
リフォーム済みの物件は要注意!?
一つ目のポイントは「リフォーム済みの物件には注意する」ことです。売り出されている物件の中には、不動産会社によって既にリフォームがなされた後の物件があります。
つい、「リフォーム済みの物件ならきっと壊れている部分もなく、キレイで良いのでは?」と考えてしまいますが、悪質な業者の場合は表面上だけをキレイに整えて、その他の故障箇所などは修繕されないままの場合などもあります。そのため、リフォーム済みの物件は、避けた方が良い場合があります。
周囲の建物事情をよく観察しよう
マイホームのみならず、アパートやマンションで部屋を借りる場合も重要なことではありますが、周囲にどんな施設や建物があるかということを、事前によく確認しておく必要があります。
周囲にスーパーなどの日常的に使う建物がなかったり、病院などが遠かったりすると、その不便さから、次第に家を買ったことを後悔することになる可能性もあります。特に小さい子どもやお年寄りがいる家庭の場合は、近くに病院があるというのはとても重要ですね。
また、環境は時間によって大きく変化します。昼間は明るくても、夜になると街灯が少なく物騒だったり、平日は道路の交通量も少ないのに逆に休日は多くなったり、など数回物件の見学にいっただけではわからないことがあります。
地震に強い土地かどうかを調べよう
近年、日本では大きな地震が頻発しているということもあって、地震対策は万全にしておきたいものですよね。そのため、家を選ぶ時は、なるべく地震に強い土地を選ぶのが良いでしょう。例えば、山地や丘陵、台地などの地形にある物件は地震に強く、揺れも小さく済む傾向があります。しかし、谷底低地や海に近い埋め立て地などは、地震の被害も大きくなるといわれています。
また、海沿いに家を建てることで、津波による二次災害も心配になります。末永く幸せな生活を送るためにも、地震に強い土地にある家を購入するのが良いでしょう。
おわりに
持ち家にも賃貸にも、それぞれにメリット・デメリットが存在し、一概にどちらがお得・どちらが損とはいえないのが現状です。固定概念に流されず、自分のライフスタイルに合った方を選ぶことが、幸せな人生を送るためのポイントといえるかもしれませんね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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