家事には終わりがなく、毎日次から次へとやる必要のあることが出てきますよね。忙しい毎日の中で、やらなきゃいけないと思っている家事に費やしている時間が「もったいない」と感じている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、【しない家事】というテーマで、ストレスを減らすことが出来る家事の方法をご紹介します。
しない家事は理想?実際はどうなの?
まず、実際の家庭では、家事によってどのようなストレスが発生しやすいのかを見ていきましょう。家事は、表面からだけではなかなか見えない部分もあるので、隠れたストレスが存在する場合も多いのです。
共働きの家事シェアでもストレスは減っていない
現在、夫婦で共働きをしている家庭は非常に多いですよね。そのため、お互いが出来る時に家事を分担する、家事シェアをしている人達もいるかと思います。
その時々で役割分担が出来て、一見ストレスが減りそうに感じますが、実は家事シェアではストレスは減らないという声が多いのです。
実際、日常の家事でパートナーとトラブルになったことがあると答えた人は、66.2%を占めていました。
終わりが見えず、不透明な家事はシェアしにくい
家事は、ひとつを終わらせればそこで完了というわけではなく、毎日のようにやらなくてはいけないことが出てきます。
そのため、疲れて帰ってきた時に、何をどのぐらいやれば良いのかという部分がお互いに違う場合も多くあります。それが逆に、ストレスになるというケースもあるようです。
女性の方が家事に対して完璧主義になりやすい
現在では、家事は女性だけが担うものだという考えが、昔ほど強くなくなってきました。しかし、女性の方が細かい部分を気にすることがめずらしくなく、夫の家事では不完全だと感じてしまうケースも多いようです。
夫の方もせっかく頑張って家事をしても、あまり嬉しそうにしてもらえないとやる意味が分からなくなり、お互いにストレスが増えてしまう結果に繋がりやすいこともあります。
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しない家事に関する3つの考え方とは?
「しない家事」という言葉を初めて聞く人にとっては、何のことなのかまったく分かりませんよね。ここでは、しない家事の軸となる考え方を3つお伝えします。
選ぶ・迷う時間を作らないようにする
家事を効率よく行うためには、選んだり迷ったりする時間を出来るだけ少なくすることが重要です。
今までは、その都度選んだり迷ったりしていたものを、パターン化することが出来れば、その時間を他のものに使うことが可能です。選ぶ・迷う時間をなくすことが、しない家事への第一歩となります。
気乗りのしない家事には時間をかけないようにする
家事の中でも、全部が嫌なわけではなく、苦手な家事と得意な家事があると思います。そのような場合は、苦手で気乗りがしない家事には極力時間を使わず、可能な限り省略しながら家事を徹底すると、ストレスがグッと減るでしょう。
今、必要のないものは持たないようにする
これは、しない家事には欠かすことの出来ない考え方です。
今必要のないもので溢れていると、必要な家事も可視化することが出来なくなり、家事の時間が増えてしまいます。このような状態を抜け出すためには、まず今必要ないと感じるものは持たないようにし、不必要な部分を少なくするようにしてください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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