離婚の準備をするときの注意点
離婚後の生活は、準備にかかっているといっても過言ではないでしょう。それだけ離婚の準備は大切です。離婚の準備は進めば進むほど目先のことで頭がいっぱいになり、注意すべきことを忘れてしまいます。
最後に、離婚の準備を進めていくときに気をつけたい三つのことをお話しします。
子どもの気持ちに寄り添い受け止める
離婚の準備が始まると、書類を取り寄せたり、片づけをしたりと忙しくなります。また、離婚後の生活を考えると得体のしれない不安が押し寄せてくることもあるでしょう。子どもは、大人の忙しそうな雰囲気を敏感に察知します。いつもとは違う雰囲気をこわがるかもしれません。離婚の準備が忙しくなると、子どものわずかな変化に気がつかないかもしれませんが、忙しいときこそ注意して子どもの気持ちに寄り添いましょう。そして「こわい」「悲しい」というマイナスの気持ちも「そんなこと言うな」と否定するのではなく、そのまま受け止めます。子どもの気持ちをそのまま受け止めることは、離婚準備中に一番つらいことかもしれません。しかし「そのままの気持ちを受け止める」ということは、子どもとの信頼関係につながり、離婚後の生活にとってはプラスになるでしょう。
話し合いで決めたことは公正証書にする
離婚の準備が進んでいくと「夫婦の話し合い」でさまざまなことが決まっていくでしょう。話し合いは、ひとつの解決手段ですが「形」には残りません。話し合って決まったことは公正証書に残すことを前提として書面に書いておきましょう。
離婚後に「あのとき言ったでしょ」「約束したでしょ」といっても、何の意味もありません。
離婚の準備を始めても「これが最善の方法か? 」と考える
離婚の準備を始めると、後戻りできないと思うかもしれません。しかし離婚届を提出するまでは後戻りができます。離婚の準備を始めても「後戻りできない」と思い込むのではなく「これが自分と子どもにとって一番の選択か」「これが最善の方法か」と考え続けるようにしましょう。そしてもしも「迷い」があるようならば「準備期間」を長くしてもいいのではないでしょうか。
おわりに
離婚の準備は、段階的に進めていくことが大切です。一人で冷静に進めていく自信がない場合は、早めに弁護士に相談してみましょう。よく考えたうえで離婚を決意したならば、準備をしっかりとして幸せな生活を目指したいですね。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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