どうしたら保育園の看護師になれるの?
最後に「保育園で看護師として働く」ことに興味を持っている方に、どのようなスキルが必要かについてお伝えしていきます。保育園の看護師はなかなか知られていない働き方ゆえに、しっかりと情報収集を行うことが大切です。
どのような免許を持っていれば良いの?
保育園の看護師として働く場合は、保育士や幼稚園教諭といった保育に関する資格は必要なく、看護師(准看護師)免許だけで大丈夫です。小児科の経験があったり保育や育児の経験があれば、就職で有利になることもあります。また子どもを相手にする仕事となるため、全く子どもに関する知識がない、子どもが苦手だと後々に困ることになるでしょう。
看護師として働くうえでの必要な知識とは
0~6歳の子どもの病気に関する知識があることはもちろん重要ですが、それ以上に、子どもとのコミュニケーションの取り方も重要になります。子どもは自分で症状を説明することが難しいため、看護師は日々の子どもの様子を観察することも必要になります。子どもの変化の読み取り方などに対応できるようにしておくためです。
また感染症対策や食事、アレルギーの知識も持ち合わせておく必要があります。特にコロナウイルスが猛威を奮っている今、適切な情報を取捨選択することは大変重要でしょう。
保育園での看護師にはどんな人が向いている?
1人の看護師の判断が、子どもたちに大きな影響を与えることを踏まえると、責任感があり冷静に物事を分析できる人が向いています。また1日中子どもと過ごすため、やはり子ども好きな方が良いでしょう。さらにピアノや歌が得意だと重宝されるので、同僚の保育士に習うなどして、自分の能力を高めることができる方もふさわしいと言えます。
その他にも、保育園では家庭での子育ての経験を存分に活かすことができます。自分の子育ての経験と看護師の知識をきちんとアピールできると、保護者の信頼も厚くなることが予想されます。
おわりに
保育園で働く看護師は、病院とはまた違った魅力を感じることができるでしょう。また、子どもたちがすくすくと育っていくために、なくてはならない重要な仕事であると言えます。この働き方に興味を持った方がいたら、ぜひ求人サイトで募集がないかどうか探してみてくださいね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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