どうずれば良い?支配欲が強い夫への対処法
支配欲や独占欲は誰にでも多少はあるものです。しかし、支配欲の強すぎる夫を持つことは夫婦生活に支障をきたすこともあるので、状況が悪化する前にきちんと対処しなくてはいけません。では、どのような接し方をすれば良いのでしょうか?
できるだけ否定せず不安を取り除く
支配欲の強い男性は、精神年齢が低く子どもっぽいところがあるにも関わらず、自分が否定されることは嫌がりますから、そんな夫を妻であるあなたが大きな気持ちで受け止めてあげることが大切です。夫が「自分は妻の全てを把握している」と感じられるように、夫婦間で隠し事はせず、何でも話すようにしましょう。夫婦のコミュニケーションをとり、夫を安心させてあげることで、夫も妻を支配する必要がないと感じるようになることも多くあります。
夫を大げさに褒めることを心がける
夫からの命令や束縛に対し、我慢して従っていれば良いと考えている人がいるとしたら、それは逆効果です。支配欲の強い夫は、妻が自分の言いなりになることが分かると言動がエスカレートし、ひどい場合はDVに発展することもあるので注意しなくてはいけません。妻が下の立場だと思わせないためにも、日頃から夫を頼ったり褒めたりしてあげましょう。支配欲の強い男性は褒められると自分に自信を持つようになり、自然と支配欲も少なくなっていくはずです。
自分の意見をしっかり伝えることが大切
先ほど夫の意見を否定しないと言いましたが、もし夫が間違った考えや態度をとったときは、きちんと意見を伝えることも必要です。何でもイエスと答えてしまうと、夫はどんどん調子に乗ってしまいますので、夫に支配欲を出させるところと抑えるところのバランスを考えることが大切です。ただし、自分の意見を言うときは理屈ばかりを並べないようにし、夫を否定するような言い方はしないようにしてください。大切なのは自分の意見を“伝える”ことで、夫に理解してもらうことではありません。
おわりに
支配欲の強い夫との生活は、考えている以上に難しく、ストレスがたまるものです。しかし、あなたに夫を受け止めたいという気持ちがあるのであれば、あなた自身が上手に夫をコントロールし、付き合っていくことが大切です。今回ご紹介した方法が、あなたの助けになってくれることを願っています。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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