グレイヘアってご存じですか?それは、白髪をあえて染めない新しいスタイル。無理をしない自然体の美しさが多くの女性の支持を集めています。白髪染めとはまだまだ無縁!という方も、今後のトレンドとして要チェックですよ。30代40代からはじめる、すてきなグレイヘアの作り方をご紹介します。
グレイヘアってなに?
グレイヘアとは、直訳すると「灰色の髪」のこと。白髪をあえて染めず、全体がグレイ(灰色)に見えるヘアスタイルのことです。昭和の時代には、魅力的な壮年男性の白髪を「ロマンスグレー」と呼んでいたこともありました。グレイヘアは、どちらかというと女性の髪色についての呼称です。
白髪を染めない自然な美しさが人気
古来、日本女性の黒く豊かな髪は、美しさの象徴としてもてはやされてきましたが、もちろん加齢とともに髪質は変わっていきます。昔は鬢(びん)に白いものがちらほら混じり始め、毛量が減ってくると、女性たちは髪を黒く染めて、「かもじ」と呼ばれる部分かつらを利用して美しさを保っていました。しかし現代では、白髪を染めないグレイヘアが、自然な美しさを体現していると評価され、人気を集めています。個人の価値観を尊重し、多様性を認め合う社会が実現されつつあるのかもしれませんね。
解放された女性像
個人差はありますが、白髪が増えて髪を染め始めるのは、30代後半から40代にかけてではないでしょうか。白髪は「老い」に直結した印象があり、女性としては特に気になりますね。しかし、白髪が増える年代というのは、仕事や家庭が充実して女性が輝いている時期でもあります。ヘアケアブランドのパンテーンが2019年1月に広告に起用したフリーアナウンサーの近藤サトさんは、グレイヘアが美しいアラフィフ世代。グレイヘアは、「白髪は染めて隠すもの」という従来の価値観から解放された、自由な女性の象徴ともいえるでしょう。
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グレイヘアに挑戦するには?
グレイヘアでいることは、物理的にも楽です。黒や茶色に染めると、若々しく見えますが、やはりお手入れが大変。月に一度は白くなった髪の根元を染め直さなくてはなりません。髪も痛みがちですし、肌が弱い方は染料の刺激も心配ですね。ただ、グレイヘアにチャレンジするには、ちょっとしたコツがいります。
白髪の量がまとまるまではこまめにケア
真っ黒な髪のなかに1本2本の白髪があると、どうしても目立ってしまいます。そのせいで、ちょっとやつれたような印象を与えてしまうのも事実。「お手入れしてないのかな?」「気づいていないだけ?」と誤解されがちです。グレイヘアは白髪のボリュームが多くなればなるほど、スタイルとして認識されやすくなります。ある程度の量になるまでは、こまめに抜いたり、はさみで切ったり、ケアをするのも大事です。白髪が髪の表面に出るタイプと、内側に出るタイプがありますから、自分の髪タイプを見極めてください。
グレイヘア宣言で根回しを
グレイヘアに挑戦しようとするとき、実はもっとも大きな壁となるのは、周囲の視線。「どうして染めないの?」「老けて見えるよ」など、「染めるのが当たり前」と考えている人は気軽に声をかけてきます。子どもから、「おばあちゃんみたい…」といわれ、ショックであきらめてしまう人も。でも、こうしたときこそ子どもたちに多様な価値観を教えるチャンスかもしれません。世の中には、皮膚が過敏で白髪染めできない人もいるし、若くして白髪になる人もいます。そして、誰にでも自分の好きなスタイルで生きる権利があります。はやめに周囲にグレイへア宣言をしておくとチャレンジが楽です。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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