卒対で起こりがちなトラブルをチェック!
卒対の仕事は、多岐にわたっています。しかし、卒対で大変なのは、忙しい中ボランティアで働かなくてはいけないということだけではないのです。実は、仕事よりも、卒対に選ばれたママ同士の関係が、大変だといわれることもあります。どんなトラブルが起きがちなのか、よくあるケースをチェックしてみましょう。
ママ同士の意見が対立するケース
卒対には、決めるべきことがたくさんあります。記念品選びや、謝恩会の会場、子どもを主役にするのか、もしくは先生方を立てるのか、など。この意見が卒対全員で一致すればよいのですが、自分の意見を強く持っているママが大体は数人いて、意見が割れることになります。ママ同士のやる気に差が出るケース
意見が分かれなかったという場合も、まだ安心はできません。卒対の仕事をどのくらい頑張るのか、ここに温度差があると、トラブルの種になります。「できるだけ楽に終わらせたい」「仕事が忙しいから、あまり参加したくない」というメンバーと、「子どもの思い出のため、先生方への感謝のため、最高のものを!」と考えているメンバーがいては、うまく回っていきませんよね。頑張りたいママも、そうではない人の気持ちをくんで。できるだけ卒対の仕事をしたくないというママも、選ばれたからには、できる限りの協力をするとうまくいきます。
仕事が大変過ぎてイライラしてしまうケース
やる気のあるママであっても、卒対の仕事はやはり大変なものです。目の前にやるべきことがいっぱいある中、どんどん卒園、卒業の日が迫って来るという環境に置かれると、どうしてもイライラが募ってしまうでしょう。心が疲れてしまうと、夫婦関係やママ友関係、先生への不満など、まったく別な部分でのイライラも引き起こしやすくなります。
このようなトラブルを防ぎたいなら、
- 委員同士でできるだけ仕事を分担する
- ラインなどを利用して集まらずに話を進めるシステムを作る
- 負担を減らすため卒対の数を増やす
などといった配慮が大切です。
おわりに
卒対の仕事は、楽なものではありません。しかし、頑張った後には大きな満足感や達成感が残るのも確かです。後から、「思っていたアルバム内容じゃなかった」「謝恩会のプログラムに納得できない」。そんなモヤモヤを抱えるくらいなら、思い切って運営にかかわってみても面白いかもしれません。人間関係がこじれないように、上手にママ付き合いしながら、最後のイベントを締めくくりましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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