それでも夫に優しくできない時はどうすればいい?
話し合いで一旦は解決できたとしても、今までと同じように過ごしていれば、またいつかは夫に優しくできなくなる日がきてしまう場合もあります。そのためには、今後夫に優しくするためにできることや、心がけておきたい点を把握することが重要です。
夫の良い部分をよく見るようにする
一度相手に対して不満を持ってしまうと、どんどん相手の嫌なところしか見えなくなってしまうものです。そうなれば、事態は良くない方向へと進んでしまいます。
そんな時には、なるべく相手の良い部分に目を向けるようにしましょう。人は誰でも良い部分と悪い部分を持っています。良い部分にフォーカスすることで、優しく接しやすくなるのです。
日頃からコミュニケーションを細やかにとる
夫への不満や「もうちょっとこうしてくれたらいいのになぁ」などという希望は溜めないようにして、小出しに伝えていくといいでしょう。そのためには、日頃からのコミュニケーションを密にすることを意識しなければいけません。
要望や不満ばかり伝えるのではなく、「こんなことをしてくれたのがうれしかった」「○○してくれて助かった、ありがとう」など、日頃の感謝や労いの言葉もたくさん口にするようにすることで、相手もこちらの意見や要望を素直に聞き入れやすくなります。
専門家に話を聞いてもらう(カウンセリングなど)
現実的な行動でどうにもできない場合には、専門家による相談やカウンセリングを受ける方法もあります。感情のコントロールが利かない時や、どうしても夫に八つ当たりしてしまう時などはカウンセラーに話を聞いてもらい、解決への道を一緒に探っていくことも可能です。
また、自分では何が原因で夫に優しくできないか分からないという方にも、カウンセリングはおすすめです。第三者の冷静な目線で話を聞いてもらうことで、今の自分に必要なことが見えてくることもあると言えます。
おわりに
夫に優しくできないというのは、実は多くの妻が抱えている悩みでもあります。悩みの数だけその原因があるため、一概に解決方法を提示することはできません。しかしその原因の多くは、自分の夫に対する隠れた気持ちに気づいていないことやコミュニケーションの欠如にあると考えられます。
また、夫にも言い分や、あなたに抱いている気持ちもあるかもしれませんね。まずは自分の心と向き合い、気持ちの整理をした上で、夫婦でしっかりと話し合ってみることが大切ではないでしょうか。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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