子どもが活発に動き回るようになると、けがも心配ですが、他人に迷惑をかけないかと心配になってくるのではないでしょうか。お店のものや友だちの家に遊びに行った際に物を壊してしまったら、賠償しなければいけなくなる時もあります。そんな時、保障がある保険に入っておくことでずいぶんと助かりますよ。今回はどのような保険があるのか紹介していきます。
掛け金も様々、個人賠償責任保険とは
場合によっては、相手への弁済や賠償額がびっくりするような高額になることもありえます。急に高額を用意するのは難しいかもしれませんね。それを保障してくれるのが、個人賠償責任保険なのです。まずは個人賠償責任保険についてみていきましょう。
個人賠償責任保険は単体では入れない
現在、個人賠償責任保険は、都道府県や組合の共済、自動車保険や火災保険等の特約となっているケースがほとんどです。一番単体に近いものでは、クレジットカードに保険の機能を付帯することができるものがあります。そして家族の中で誰か一人が加入しておけば、家族全員が対象とされる仕組みのものが多いですが、共済等では子ども本人のみが対象となるものもあります。
示談交渉があるかないかは要確認
示談交渉サービスがついているのかどうかは確認しておきましょう。相手が友人だった場合も含めて、さまざまな話し合いはかなりストレスがかかってくるでしょう。そのため、代わりに交渉をしてくれるなら精神面でもずいぶん楽でいられそうです。ただし、この示談交渉のサービスは、法律の範囲内での賠償責任においてしか適用されないことも理解しておきましょう。
個人賠償責任保険で何が保障される?
個人賠償責任は「日常生活賠償」等、違う呼び方で特約とされていることもあるので、それらしい名前のものは確認してみましょう。内容は「日常生活の中で法律上の損害賠償責任を負った時に補償してくれる」とされています。具体的には、「子どもが他人のものを壊した」「水漏れで階下に被害を与えた」「飼い犬が散歩中に他人にケガをさせた」などのときに補償してもらえるケースが多いといえます。
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掛け金が安いお手軽な保険を検討してみる
保険費用をなるべく安く抑えるにはどういったものがあるのでしょうか。クレジットカードに保険を付けるのもいいですし、また、共済に入るのもひとつの方法ですね。ここでは、月々の掛け金が比較的お手頃な保険を紹介していきます。
月々数百円でクレジットカードに付ける
クレジットカードに個人賠償責任の保障を付けられるものもあります。例えば、JCBカードのトッピング保険の中のひとつ「日常生活賠償プラン」は月額150円で付けることができます。また、楽天PINKカードは女性向けのカードで、月額220円の「個人賠償責任事故補償プラン」があります。どちらも支払限度額1億円で家族全員が対象、示談交渉付きとなります。クレジットカードに付けるデメリットとしては、当たり前ですが、カードを解約すると保険も消えてしまうということですね。
損害賠償責任保障がついている共済の子どもの保険
掛け金の安い共済ではどうでしょうか。まず、都道府県民グループの共済をみてみましょう。月額1,000円の「生命共済こども型」では、特約ではなく初めから「第三者への損害賠償」という項目が盛り込まれています。内容は支払限度額100万円で、示談交渉はありません。また、全労済のこくみん共済の「傷害安心タイプ」の月額1,200円のプランにも損害賠償責任保障があります。こちらは家族全員が保障対象、支払限度額1億円で、示談交渉が含まれています。
特約でつける共済の子どもの保険
Co-op(生協)の共済の「たすけあい」には「ジュニア20」という子ども向けのプランはじめさまざまなプランがありますが、いずれかのプランに加入していれば月額170円をプラスすることで個人賠償責任保険に入れます。一人の加入で家族全員が保障され、限度額1億円で示談交渉サービス付きです。掛け金が月額1,000円からあるのでリーズナブルで入りやすいですね。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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