女の子が生まれて、「このまま一人っ子でもいいかな」と考えているご家庭もあるでしょう。一般的に、男の子より育てやすいといわれる女の子の子育て。一人っ子の女の子は、どんな風に成長するのでしょうか?性格の傾向や育て方について解説します。
一人っ子の女の子の性格は「マイペース」?
「一人っ子はわがままに育つ」とよくいわれますが、こうした偏見は気にしないことです。子どもは、持って生まれた性質と周囲の環境から影響を受けて成長していきます。一人っ子の女の子は、どちらかというとマイペースな性格の子が多いようです。
ライバルが少なく、競争原理が働かない
マイペースな性格を形作るのは、ライバルの少なさ。兄弟姉妹がいないので、競争原理が働きません。「早く食べないとおやつがなくなっちゃう」ということもありませんし、上の子のペースに合わせるよう、せかされることもありません。自分のペースで物事を運ぶことが自然な環境ですので、おのずとマイペースになってしまうわけです。人と比べられることが少ないので、劣等感もあまり感じず、おっとりした性格になりがちです。
一人あそびが得意で空想力が高い
一人っ子には、日常的に家で一緒にあそぶ相手がいません。そのため、一人あそびが得意になる傾向にあります。パズルや積み木で集中してあそんだり、絵をかいたり、自分の世界に没頭するあそびを楽しみます。また、お人形あそびのなかで、一人でいくつもの役割を演じることもあります。親としては寂しくないか心配になりますが、こうしたあそび環境で高い空想力が育まれていきます。
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「しっかり者」?「甘えっ子」?一人っ子女の子の特徴
同じ一人っ子でも、ひとりひとり育つ環境は違います。祖父母が近くに住んでいて、行き来が頻繁にあったり、家に動物を飼っていたり、さまざまです。ちょっとした住環境の違いや大人の接し方、本人の資質によっては同じ一人っ子でも正反対に見える性格になることも。
小さい子のお世話が好きなしっかり者タイプ
小さい子のお世話が好きで、公園などで赤ちゃん連れのお母さんにいろいろ話しかけてくる女の子。弟や妹がいるお姉ちゃんかな?と思ったら、意外なことに一人っ子だったというケースがあります。周囲からたくさんの愛情を与えられた経験から、同じように誰かのお世話をしたいと思うしっかり者タイプです。弟や妹がいない分、自分より小さな子への興味もいっぱいです。
大人とのかかわりが多い甘えっ子タイプ
あまり自己主張せず、ゆっくりのんびり。そうかと思うと、いつの間にかひざに座っていたりする甘えっ子タイプは、一人っ子の女の子らしく感じられるのではないでしょうか。両親や祖父母など、家では大人に囲まれているため、競争やケンカとは無縁です。自分の気持ちをしっかり伝えられるようにサポートしてあげる必要があるかもしれません。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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