メリットもあります!40代の子育て
体力の衰えや環境の影響など、40代で子育てをはじめるには気を付けるべきポイントがあるのは事実です。
しかし、経験豊富な40代で子育てをはじめたからこそ得られるメリットもあります。
精神的な余裕を持つことができる
40代は20代や30代のときよりも社会経験を積み、人とのコミュニケーションの取り方が上手になっています。そのため、何かしらのハプニングが起きても冷静に対処することができるでしょう。つまり、子育ても同様です。
例え、子どもが言うことを聞かなかったり、ぐずったりというときがあっても、若い頃よりイライラせずに接することが可能です。
経済的な心配が若い頃より少ない
40代は若い親より働いてきた年数が長いですから、一般的には収入が多かったり、きちんと貯金をしていたりするケースが高いでしょう。子どもはかわいい存在ですが、子ども1人を大学に出すまでにかかる費用は数千万円だと言われています。
しかし、経済力がある40代であれば家計に大幅な負担をかけることなく、子どものためにお金をかけてあげることができます。
多様性を理解しながら子育てができる
40数年生きていると、ひとつの価値観だけではなく、さまざまな価値観に触れてきた経験を持っていることでしょう。若いと、思い込みや人の意見を聞く余裕がない場合もありますが、年を重ねることで柔軟に考えられる物事は増えて行きます。
子育てをする際も、幅広い考え方や対応策を試しながら、おおらかな子育てができそうです。
おわりに
40代で子育てをはじめるには、メリットもデメリットも理解しながら子どもに接することが重要になります。しかし、子育てのつらさや楽しさ、子どもを愛する気持ちはどの世代でも共通する出来事です。
そのため、年齢だけを気にしすぎることなく、あなたらしい子育てをしていきましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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