親なのに、子育てがつまらない…。こんな風に感じてしまうとき、どうすればいいでしょうか。子どもとの時間を楽しみたいのに、モヤモヤしたりイライラしたり。そんな風に感じるのはあなただけではありません。
この記事では子育て中の息抜きや気分転換に役立つヒントをご紹介します。育児のモチベーションをどう維持すればいいのか、親ではなく一人の人間として何を生きがいにすればいいのか。ぜひ一緒に考えていきましょう。
子育てがつまらない?モヤモヤを感じるとき
子どもを産んで育てることは、試練やハプニングの連続です。まだ幼い我が子の命を預かり、社会に送り出す。とても一言では言い表せない重大任務。それだけに、やりがいも楽しさも計り知れない…はずなのですが。どうも最近、子育てがつまらない。以前のように「頑張ろう!」という気持ちが湧いてこない、そんな風に感じていませんか?
私だけ?子育てが「つまらない」と感じるとき
我が子の可愛い盛りの時期。「今が一番楽しいでしょう」と周囲に言われることも多いですよね。「今しかない、この時期を大切にして」「子どもが大きくなったら、こんな風に可愛がれないよ」…といったアドバイスをくれる育児経験者も多数。
しかし、そうはいっても休みなく続く育児に、楽しさを見いだせないこともありますよね。「育児がつまらない」そう感じる瞬間があっても不思議ではありません。
行き場のない気持ちに悩むママたち
「こんな風に感じるのは私だけ?」「育児のヤル気がでないときは、皆どうしてる?」と聞いてみたくても、なかなか相談相手に恵まれないこともあります。
それでなくとも、「育児がつまらない」といった発言は、相手にどう受け止められるのか悩みモノですよね。身近なママ友が次の子を授かったり、子どもの発達に関することなど悩みを抱えていたり。あるいは「子育てが楽しくて仕方ない!」という状況の時、自分のモヤモヤを打ち明けるのは躊躇われます。
さらに今の時代はママ友のコミュニティも縮小傾向です。江崎グリコが行った子育てに関する調査によると、『新型コロナウイルス感染拡大によって孤独感や心細さを感じているママは、約6.5割に』。コロナの影響で子育てサロンや他のママたちとの交流が減ったことも指摘されています。新しい生活様式が定着した今、感染状況が治まってからも育児の悩みを話せる機会は減っていくかもしれません。
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子育てがつまらないときの気持ちの切り替え方
子どもが小さいのも今のうちだけ。今しかない一瞬一瞬を大切にしたい。そんな理想が頭の片隅にありつつも、ヤル気がでないときだってありますよね。子育てがつまらないと感じるときに、状況を打破するために実践したいことを解説していきます。
「つまらない」「ヤル気がでない」家族と気持ちを共有しよう
疲れてヤル気がでない、モチベーションが上がらない日は今の気持ちを家族に伝えられるといいですね。
できれば「育児がつまらない」「全然楽しいと感じられない」…といった状況になる前に「今日はヤル気がでないんだ」という小出しの呟きを聞いてもらいましょう。そんな時の話し相手は、やはりパートナーである夫です。気分の浮き沈みがある日は夫に聞き役になってもらいたいですね。
相談相手はパパだけである必要はありません。自分の親や兄弟に電話をかけたり、メールでちょっとした呟きを聞いてもらったりするのもいいでしょう。そして案外、子どもに気持ちを打ち明けることが功を奏する場合もあります。
「ママ疲れて元気がでないんだ」「今日はボーッとしたい」といった重くならない一言を伝えてみては?子どもが何をしてくれるわけでは無いにせよ、親だって上手くいかない日があるのだと理解するきっかけになるかもしれません。
ファミサポや育児保育など!子育てを助けてくれる人を探そう
子どもがどの年齢であっても、それぞれの時期に特有の難しさがあります。しかし乳幼児期の大変さは格別です。食事、トイレ、睡眠といった生活の基本行動を親が手助けしなくてはならない時期。ママの気持ちが休まる時間はほとんどなく、育児がつまらないと感じるのも、やむを得ないことです。時には子どもを誰かに預かってもらい、ママもリフレッシュしてはいかがでしょうか。
まだ集団生活を経験していない子も、自治体のファミリーサポートの制度や保育園の一時保育の利用を検討してみましょう。いずれも、就労以外の理由でも利用できる場合があり、育児の負担軽減に役立つ制度です。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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