ゆる受験での模試利用とおすすめ学校
ゆる受験でも欠かせないのが、模試です。他の受験生の中での自分の立ち位置を探るとともに、模試結果が入試の結果を左右することもあります。難関校では見られない模試利用での受験も、ゆる受験ならではかもしれません。
中学受験生向けの模試は必ず受けておく
模試にもいろいろとありますが、今回は「ゆる受験」で中堅校を狙う子向けの模試をご紹介します。関東であれば、首都圏模試センターの「合判模試」、関西であれば「五ツ木・駸々堂テスト」はぜひ受けておきましょう。基本を抑えた問題がほとんどで、難問が出ませんのでモチベーションアップにもなります。
もう少し難易度の高いものであれば、日能研の合格判定テストもおすすめです。「五ツ木・駸々堂テスト」は、自己推薦入試に採用したり、特待生基準に用いたりするなどの学校もあります。複数回受験できる模試で合格の道筋ができるので、ゆる受験にはもってこいかもしれません。
関西では関関同立の付属校も!
最後に、関東と関西にある「ゆる受験」におすすめの中高一貫校をご紹介していきます。日能研の偏差値(R4偏差値一覧)を見てみると、偏差値50以下にもたくさんの学校名があることに気づきます。さまざまな特色を持った学校がそろっていますので、お子さまの個性に合った学校が見つかるかもしれません。
関東では、日本大学第二中学校のように、大学付属でありながらもGMARCHへの指定校推薦枠を複数持っている学校もあります。また、関西では関西大学中等部や同志社女子中学校など、関関同立の付属中学校が名前を連ねています。同志社女子中は、自己推薦入試に前述した五ツ木・駸々堂テストの結果を採用しています。
おわりに
賛否両論の「ゆる受験」という言葉ですが、しっかりとしたリサーチと準備、そして親子の意志の強さは欠かせません。何も準備をしないで1年間の塾通いだけで受験となると、1年間のすべての時間を受験に捧げることになります。無理なく、本当の意味での「ゆる受験」を目指したいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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