受験当日の朝、緊張をほぐす最後の声掛け
子どもも親も緊張感に包まれる入試日の朝。受験に向かうわが子への声掛けは慎重に行いたいものです。緊張がほぐれるように、そして親の緊張が伝わらないように、子どもが前向きな気持ちで受験に挑めるように声掛けをしましょう。
あなたなら絶対大丈夫だから楽しんできて
子どもの頑張りを一番近くで見つめてきた親だからこそ、「絶対大丈夫」という言葉を伝えましょう。親から信頼されているという絶対的な後押しを得て受験に挑めます。
そして、人生で初めての大きな緊張を感じている子どもに「緊張しないで」というのは禁句です。緊張するなといわれると、緊張していることを意識してしまい、さらに緊張が大きくなってしまうことも。ここは受験というイベントを楽しめるように、明るい笑顔で送り出してあげられるといいですね。
今日の受験生の中であなたが一番賢くみえる
受験会場に着くと、自分以外の受験生が自分より賢く見えて緊張してしまうということもあります。「ライバルはみんなじゃがいもと思え」とも言いますが、ほかの人は気にしなくてもいいと伝えたいですよね。
中学受験であれば、会場までいっしょに行っている場合、ここはあえて、小声で「あなたが一番賢くみえる」と笑顔で言ってしまいましょう。子どもは照れ臭く思うかもしれませんし、親バカだと思うかもしれませんが、不思議と緊張感がほぐれて、ライバルたちが気にならなくなりますよ。何より、親は真剣にそう思って言っているわけですから、もしかしたら本人も「そうなのかも」と暗示にかかってくれるかもしれません。
おわりに
受験生への声掛けで最も大切なのは、子どもの性格を理解しておくことと前向きな言葉であることです。今回挙げた声掛けがどの受験生にとっても必ず「うれしい」と感じるものであるとは言えません。普段の会話の中で、子どもがうれしいと感じてくれる言葉さがしをしておくと、その子のためだけの声掛けが見つかります。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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