教育系ユーチューバーの動画で勉強する際の注意点
動画学習にはよい面もありますが、注意すべき点もあります。YouTubeは、運営母体が違法動画や違法コンテンツを削除するなどの措置を講じていますが、すべてが安全なものとは限りません。子どもに見せる場合は、制限付きのモードにして利用するのがよいでしょう。
見るだけで終わりにしない
教育系ユーチューバーの制作する動画は見やすく、子どもに理解しやすいように工夫されていますが、動画を見ること自体は受け身の学習です。自分で手を動かしたり積極的に発言したり、能動的なアクションをともないません。そのため動画をなんとなく見て、なんとなくわかったような気になったまま時間が過ぎてしまいます。動画をみて「わかった!」と思っても、問題を解こうとするとやはりつまずいてしまうことがあるのです。できれば動画を見るだけで終わりにするのではなく、問題集やドリルを解いて学習内容が定着しているかどうかを確認しましょう。子どもが自分で確認するのは難しいので、保護者のサポートが必要です。
正しい知識かどうか保護者がチェックする
教科書の内容にそった動画や国語、算数などの基本教科ではさほど心配はありませんが、歴史や科学など専門的な分野の学習動画は注意が必要です。好奇心が旺盛で学習意欲が高い子どもは学校の学習範囲にあきたらず、もっと知識を得たい、勉強したい、と思って専門的な分野の学習動画を見ることがあるでしょう。しかし配信されている内容がすべて正しいものだとは限りません。子どもがどのようなチャンネルを見ているのか、保護者がチェックすることが大切です。
おわりに
教育系ユーチューバーの制作する動画は、時間を有効利用しながら学習が進められるコンテンツです。しかし内容は玉石混合といったところで、内容がよいものもあれば、いまひとつなものもあります。視聴を子どもに任せきりにせず、保護者が適切に管理することが必要です。上手に利用すれば家庭学習には有効ですので、子どもと一緒に視聴してみてはいかがでしょう。
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