子どもの入学と同時に考えたい、低学年からの通塾。学校の成績は気になるものの「低学年の塾は無駄」という声もあり、本当に必要なのか悩みますね。ここでは、低学年からの通塾のメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。
メリットとデメリットをしっかりと比較して、子どもにとって何が必要なのかを考えていきましょう。
低学年から塾に通うメリット2つ
入学した学校や地域によって、低学年からの塾通いが当たり前だったり、少数派だったりします。周りのママ友や先輩ママからの情報は参考にする程度にして、自分たちが子どもに何を望むのかを明確にすることが大切です。そうすれば、自ずと塾に通わせるメリットもはっきりと見えてくるはずです。
読み・書き・そろばん(計算)が身につく
低学年の通塾は週1、2回程度、教科は算数と国語を採用している塾が多いようです。
週1回でも、小さな子ども向けに知的好奇心をくすぐる授業をする塾講師に教えてもらうことは、子どもにとっては新しい解き方、考え方を教えてもらえる貴重な時間となります。
また、高学年になり問題が複雑になった時でも対応する力が身につくように、低学年の授業では、算数の授業であっても国語力を大切にしている塾も多いようです。学習の基本であり、礎ともなる「読み・書き・そろばん」がしっかりと定着するということにつながるからです。
また、宿題が出る塾もあるので、家庭で学校の宿題以外の勉強をする習慣をつけるきっかけにもなります。
学校とは違う友だちと出会える環境
さまざまな習い事と同様、学校以外の友だちと知り合うことができるでしょう。学校とは違う友だちの輪が広がると、子どもにさまざまな刺激を与えてくれます。
特に、低学年から通塾することは、教育に対する意識が高いご家庭の子どもが多いので、知的好奇心旺盛な子どもが集まっていると考えられます。
物知りな友だちと一緒に勉強をし、おしゃべりをすることは子どもにとって「学び」が楽しいものだと感じられる貴重な時間を塾で過ごすことができるということです。
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低学年から塾に通うデメリット2つ
低学年からの通塾にはメリットがあります。しかしながら「低学年から塾に行くのは無駄」という経験談があるように、高学年になってから後悔するようなデメリットもあります。そこには、低学年からの通塾を生かしきれない理由があるからかもしれません。
勉強嫌いになってしまう原因になることも
塾に通い始めると、どうしてもこれまでよりも家庭での勉強量が増えます。すると、塾の日以外の日も友だちと遊べなくなったり、趣味の時間が少なくなったりしてしまいます。やりたいことを我慢して勉強をしていると、やはり勉強が楽しくなくなってしまいますよね。
さらに、低学年の間に勉強が楽しめないと、高学年になると本格的に勉強嫌いになってしまうことも。勉強のために塾に通わせていたのに、勉強嫌いになってしまうのは本末転倒です。
高学年になると息切れする子もいる
低学年から塾に通い、家でもきちんと学習をできていた子の中にも、高学年になって息切れをしてしまう子がいます。4年生になり、それまで塾通いをしていなかった子たちも本格的に勉強をしはじめると、徐々に成績が落ちていってしまうからです。
低学年の塾と高学年の塾では、さまざまな違いがあります。通塾の日が増え、宿題の量もぐんと増えていきます。今まではこなすことができていた塾の宿題がこなせなくなり、予習復習まで手が回らずにクラス分けテストで思うような成績がとれなくなることも。4年生になったと同時にその変化に対応できなかった子や、親に言われるがまま自分のペースを作れなかった子に息切れが起こりやすいようです。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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