保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
産まれたばかりの頃はひたすらミルクを飲んで眠って泣いて…その繰り返しだった赤ちゃんが、成長と共にお母さんの声や手の動作に興味を持つようになり、笑顔も段々と見せてくれるようになります。今回は、家族みんなで赤ちゃんと一緒に楽しめる人気の手遊び歌をご紹介します。みんなで覚えて、一緒に歌って楽しい時間を過ごしましょう。
生後3カ月ごろの赤ちゃんの成長
音や動作に興味を持つ生後3カ月ごろの赤ちゃんは一体どんな成長を遂げているのでしょうか?成長は人それぞれですが、手遊び歌をご紹介する前に、まずは基本的な心と体の変化をご紹介します。それぞれ個人差がありますので参考としてご覧ください。
首が据(す)わり、赤ちゃんらしい体つきになります
3カ月になれば段々と首が座るようになり抱っこがしやすくなると共に、体も丸みを帯びてきてかわいらしく赤ちゃんらしい体つきになってきます。新生児の時はふにゃふにゃで手足は細く、触るだけでも壊れてしまうんじゃないかと不安になるくらい小さかった体も、この頃になれば両手両足を使ってしっかりと手遊びを楽しめる様になります。
視力が発達し、ものを観察する力が身に付きます
産まれたばかりの赤ちゃんの視力はぼんやりしていて弱いです。授乳の時にお母さんが抱っこするくらいの距離でしか顔が見えていません。しかし、生後3カ月にもなると目も発達してきて動くものをよく目で追い、自ら手を伸ばすようになってきます。手遊びを通じて沢山一緒に手を動かし、お母さんの笑顔も見せてあげてくださいね。
ママとのおしゃべりが大好きになります
赤ちゃんが生まれてからしばらくするとよく声を出すようになり、「あー」「うー」「ウックン」等、『喃語(なんご)』と呼ばれるかわいいおしゃべりが始まります。機嫌の良い時は目を見ながら一緒におしゃべりしてあげてください。きっとかわいい笑顔を見せてくれて、お母さんの心も癒やされると思います。この時期からコミュニケーションを取っておく事で赤ちゃんの社会性が育ちます。
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人気の手遊び歌をご紹介「ねんね編」
生後3カ月の赤ちゃんの成長が分かったら、まずは赤ちゃんがねんねした状態のままでできる人気の手遊び歌をご紹介します。どれも有名で覚えやすくて簡単なので、ぜひ赤ちゃんと一緒にやってみてください。手遊びをする時は、赤ちゃんの目を見てニコニコ笑顔で遊んでくださいね。
手遊び歌その1.「きゅうりができた」
赤ちゃんの体をきゅうりに見立てて、きゅうりの塩漬けを作っていきます。足を動かしたり、おなかに塩を振るまねをして触ったり、きゅうりを転がすところでは赤ちゃんの体をさすってコロコロします。包丁でトントン切るところは赤ちゃんのおなかをトントンし、最後に「いただきます!パクパク~!」と体全体をこちょこちょとくすぐります。赤ちゃんの全身を刺激することができるので、きっと喜ぶと思います。
手遊び歌その2.「ぞうきんのうた」
上記のきゅうりと同じく、今度は赤ちゃんの体をぞうきんに見立てて最初は雑巾を縫い、洗って絞って干して畳んで…とさまざまな動作があります。洗うところでは赤ちゃんの全身を揺らし、絞るところは両手と両足をぎゅっぎゅっとマッサージのように絞ってあげて、最後の畳むところでは両足をバタバタさせて終わりです。楽しい動きが多いので赤ちゃんもお母さんも笑顔になれますよ。
手遊び歌その3.「きらきらぼし」
おなじみの「きらきらぼし」の歌に合わせて行う手遊びです。「きらきらひかる」の歌詞の後に「〇〇(←お子さんのお名前)ちゃんのおてて」と歌いながら手を持って優しく振り、「まばたきしてはみんなをみてる」の部分で、赤ちゃんの手と足をくっつけます。赤ちゃんの体は柔らかいので簡単にできると思います。最後に「きらきらきら~」と声掛けをしながら両足を持ってぶらぶらさせます。繰り返しの動作なので簡単に覚えて楽しむことができます。
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2歳のくるくる天パ女の子のヘタレママです。お出かけと美味しいものが大好きです。
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