適切な一日の勉強時間は人それぞれ
学校のある日も夏休み中も、明確な勉強時間に決まりはありません。1年生であっても2時間以上勉強している子もいれば、6年生でも30分以下の子もいます。大切なのは、勉強時間が苦痛な時間にならないようしてあげることです。
勉強時間と内容の密度にも気を付ける
子どもに合った適切な勉強時間と方法を探してあげましょう。
1年生で本当に15分が限界の子もいますし、逆にどれだけでも勉強できる子もいます。低学年の間に大切なのは勉強が苦痛にならないことです。勉強が面白いとまではいかなくても、勉強は毎日するものだという習慣化が出来れば、1年生であまり勉強時間がとれなかったとしても高学年になるころにはある程度の時間を机に向かうことができるでしょう。
また、勉強が苦手な子は上手に集中できていないのかもしれません。漢字の書き取りの宿題に1時間以上費やすこともあります。それでは勉強時間のわりに内容の密度が薄すぎますよね。ぼんやりとしたりダラダラしたりする時間をなくして、集中できる環境を整えてあげましょう。
勉強の「目的」によっても勉強時間は違う
勉強時間に個人差があるのは、勉強をすることの目的の違いがあるというのも一つの理由です。
中学受験をする、英検や漢検などの検定試験を受ける、さらには趣味の研究をしているなど、子どもたちにはそれぞれ勉強をする理由があります。中学受験塾の他、公文式や学研教室に通っている場合も宿題が出ます。その場合は学校の宿題をしている子よりも勉強時間が長くなるのは当然です。勉強が好き、苦手などの個性を見極めるのはもちろん、何のために勉強をするのかを明確にして勉強時間を設定すれば、子どもも納得してくれるかもしれませんね。
おわりに
さまざまな説があり、どれくらいが「ちょうどいい」のかわからない小学生の勉強時間。子どもの個性を見極め、しっかりと集中できる時間を探ってあげることが大切です。無理をせずに、毎日の勉強が習慣化できるように導いてあげたいですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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