子どもの靴を買う時、すぐに大きくなるからと大きめの靴を選んでいるママも多いのではないでしょうか?実はそれは、成長期の足にとってはあまり良くないことなのです。足に合ったサイズの靴を履かせることは、体や脳の健やかな発達のためにも重要です。ここでは小学生の靴をどのように選べばいいのかをご説明します。
子どもの足の正しいサイズを知る
正しい靴を選ぶためには、まず子どもの正確な足のサイズを知ることが大事です。シューフィッターのいるお店で測ってもらうのもいいですが、今はインターネットでスケールをダウンロードできます。プリントアウトして実際に測ってみましょう。
子どもの足長を測ってみましょう
まず足長(サイズ)と呼ばれる、かかとの中心から親指の先端までを測ります。子どもを立たせ、まっすぐに前を向いた状態で測ることが大事です。スケールがなければ、大きめの紙に90℃で交わる横線と縦線を引きましょう。交点にかかとの中心を合わせ、縦線に一番長い指の先を合わせます。その指の先端で縦線と垂直になる横線を引き、かかとを合わせた横線と先端の横線の間の長さを測ります。
足囲と足幅の長さも測ってみましょう
靴を足長だけで選んでいる場合が多いのですが、足囲(ワイズ)の長さも重要です。メジャーを使って足囲のサイズも測りましょう。足囲とは、親指と小指の一番出ている部分を通って1周した長さのことです。足幅は立った状態で測る足の横幅で、親指と小指の一番出ている部分の長さです。正しい靴は、足長と足囲の長さを知ることで選べます。
小学生の平均的な足のサイズって?
小学生の平均的な足のサイズは、7~8歳が19~20cm、9~10歳が21~22cm、11~12歳が22~24cmです。あくまでも目安なので、ここにわが子が当てはまらなくても大丈夫です。子どもの足の大きさは、年齢だけではなく形や肉付きで変わります。成長も早いので、3~4カ月に1回はサイズを測り直すといいでしょう。
合わせて読みたい
正しい靴を選ぶ時にチェックすること
小学生になると行動範囲が広がり、自転車に乗ることが多くなったり、幼児期より激しい運動をしたりすることもあるでしょう。必要な機能に差が出てくるので、靴は成長段階に合わせて選ぶことが大事です。高性能な靴でもサイズが合っていなければ効果がありません。
靴の中で指を自由に動かせること
重要なのは足の指が圧迫されないことです。つま先に5~9mmくらい余裕があるものを選びましょう。きつい靴を履いていると足が変形する恐れがありますし、歩き方も変わってしまう可能性があります。筋肉の正しい発達のためにも、指が自由に靴の中で動かせることを確認しましょう。両足で靴を履き、大きい方に合わせることが必要です。
かかと周りがしっかり支えられていること
かかとがしっかり支えられていると、歩き方が安定し、かかとの骨がきちんと成長することができます。反対にしっかりと支えられていない靴を履いていると、足が変形する可能性が高くなります。土踏まずの形成に影響が出たり、O脚やX脚になったりしてしまう恐れが出てきます。12歳くらいまでは骨が不安定なので、この時期の靴選びは重要になります。
靴底が指の曲がる部分でしっかり曲がること
指の付け根の部分で、きちんと曲がる靴を選びましょう。サイズが合っていないと、この位置がズレることになり、前に進む時の正しい蹴り出しができなくなってしまいます。靴底が真ん中で簡単に曲がってしまうような靴は避けた方がいいでしょう。曲がりにくい、厚すぎる靴底の靴にも注意が必要です。正常な足の発達を妨げてしまいます。
甲の部分がきちんとフィットしていること
甲の高さが調節できるように、ひもやフェルトペンベルトの靴を選びましょう。甲の部分がきちんとフィットしていることで、正しく自然な歩行ができるようになります。かかと部分をしっかり当てて、ひもやフェルトペンベルトをきっちり締めます。ひもは下から順番に引っ張るといいでしょう。これによってかかとも固定されるので、安心して歩くことができます。
合わせて読みたい
12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。