縦割り保育の園がいい?幼稚園選びのヒント
縦割り保育のメリットとデメリットが分かったところで、ここからは具体的な話です。いざ自分の子の幼稚園を選ぶにあたって、どのように選べばいいのでしょうか?入園前にチェックしておきたい点をご紹介します。
どの園が縦割り?まずは見学を!
どの幼稚園がどのくらい縦割り保育を取り入れているのか、情報収集が肝心です。園によってはホームページの更新が止まっており、詳しい保育事情が掲載されていないことも多いですよね。また、ネット上では「縦割り」と書いてあっても、職員の入れ替わりによって実情が変わっている場合もあるでしょう。
幼稚園選びは下見が大きなポイント。まずは体験会などに赴いて、園の雰囲気をつかみましょう。長女が通っている幼稚園では見学の日、園舎ですれ違った子どもたちが積極的にあいさつをしてくれました。「どこに行くの?」「何を探しているの?」と声掛けをしてくれる子もいたほど。入園してみると、やはり縦割り保育が毎日の活動に組み込まれている園でした。幼稚園を見学する際は、職員の対応だけでなく園児の様子にも注目してみてくださいね。
うちの子には縦割り保育が合っている?
縦割り保育の良い部分を生かせるかどうかは、その子との相性や人間関係などさまざまな点に左右されます。また、縦割りの活動が最初は苦手だった子も、時間とともに適応するケースもありますよね。「うちの子は年上の子と関わるのが好きだから」「この子は内弁慶だから」といった、“性格診断”で決めつけることはできません。
ただし、ママとパパの目からから見て「良い雰囲気の園だな」「うちの子に合ってそう」といった直感は大切です。幼稚園とは数年間にわたる長いお付き合い。兄弟がいれば5年、6年と長いスパンで連携する必要があります。保護者にとってストレスが少ないことも大切な要素といえるでしょう。もし縦割り保育の価値観を気に入っていただけたのなら、ぜひ積極的に導入している園を探してみてください。
おわりに
縦割り保育には、クラス別・学年別の保育にはないさまざまなメリットがあります。年齢の違う子どもと触れ合うことで、コミュニケーション能力が育まれ、発達にもいい影響が期待できます。縦割り保育長所と短所を踏まえながら、自分たちに合う幼稚園を見つけましょう。ママ自身・パパ自身がしっくりくることも大切ですよ。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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