赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごしているため、必然的に布団や枕に頭を乗せている時間も長くなります。これによって、いつの間にか後頭部に寝ハゲやへこみができることも。今回は、赤ちゃんの後頭部に起こる寝ハゲと、それに関係のあるへこみについても併せてご紹介します。原因を知って早いうちから対処しておきましょう。
赤ちゃんの頭はハゲやへこみができるもの?
生後3~4カ月頃の赤ちゃんは、後頭部の髪の毛が薄かったり、へこんだ形をしていたりすることがあります。一部だけハゲているように見えるため驚くのも無理ありませんが、これは多くの赤ちゃんに見られる現象なので慌てなくても大丈夫です。
寝ハゲやへこみができる原因とは?
生まれてからしばらくの間、赤ちゃんは基本的にあおむけの状態で過ごすため、寝返りを打つようになるまでは敷かれた布団等に後頭部を乗せた状態が続きます。長時間同じ体勢で後頭部を布団につけていることが、ハゲやへこみの原因なのです。また、同時期に「新生児生理的脱毛」が起こることもあり、前髪から頭頂部にかけて髪の毛薄くなることもありますよ。
赤ちゃんの後頭部に起こる寝ハゲ
生後1カ月頃には自発的に首を動かすことができるので、首を振る際に枕や布団との間に摩擦が生じます。赤ちゃんの髪の毛は細く抜けやすいため、何度も擦ることでその部分の髪の毛が抜けてしまうのです。この行動によって寝ハゲができてしまうのですが、髪が抜けずに絡まってしまい、毛玉のようなものがいくつもできる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの後頭部に起こるへこみ
赤ちゃんの頭は、大人とは違って非常に柔らかくできています。その結果、一定の方向のみを向き続けてしまう癖があると、枕や布団に乗せている部分がへこんでしまうのです。「絶壁」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは新生児〜乳児期に長時間あおむけでいたことも原因のひとつ。右ばかり向いて寝れば右側がへこみ、左ばかり向いて寝れば左側がへこんでしまうということです。
合わせて読みたい
赤ちゃんの頭のハゲやへこみを予防するには
赤ちゃんの寝ハゲやへこみができてしまっても、自発的に寝返りができるようになったり、腰が据わってお座りができるようになったりすることで少しずつ良くなっていきます。基本的には、心配は要りませんが、気になる方は以下を参考にしてみてください。
逆サイドから声をかけて気をひこう!
右側をよく見ているのなら左側から赤ちゃんを呼んでみるなど、向き癖がある方とは逆側から赤ちゃんに声をかけてあげましょう。そうすることで一部分だけへこんでしまうのを防ぐことができます。同様に、赤ちゃんがお気に入りのおもちゃで気をひいても良いですね。ただし、へこみを気にして何度も頭の向きを変えさせることは、寝ハゲの原因となるので注意してください。
バスタオルやクッションを使って向き癖を予防
バスタオルを縦に細く巻き、赤ちゃんの背中に合わせて当ててあげると、寝かせる方向を少しずつ変えることができるのでおすすめです。また、頭の形を整えるためには「ドーナツ型枕」が良いなんて話を聞いたこともあるかもしれませんが、誤って口や鼻をふさいでしまうこともあるため、自発的に寝返りができない月齢が低いうちは「向き癖防止クッション」を使いましょう。
後頭部に毛玉ができてしまったときは
赤ちゃんの毛玉は頭皮のトラブルにつながることも。万が一毛玉ができてしまったときは無理に解こうとか、ハサミでカットなんてしてしまうとハゲの原因となります。目の細かいくしで毛先から少しずつブラッシングすると解けることがほとんどですが、ベビーオイルやリンスなどを使用しても解けない場合は、刃先の丸いハサミで「ほんの一部分だけカット→ブラッシング」を繰り返してくださいね。
合わせて読みたい
1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。