幼稚園や保育園の卒園式が終わったと思ったら、数週間後には小学校の入学式と、春はパパやママにとって忙しい季節。かしこまった場所に立て続けに出席するとなると、その服装選びにも一苦労ですよね。卒園式と入学式は同じ服で出たいという人も多いと思いますが、マナーや常識的に大丈夫なのでしょうか。今回はさまざまな疑問について解説していきましょう。
卒園式、入学式の服装マナーとは
新たな旅立ちとなる卒園式と、学校生活の幕開けとなる入学式は、親子にとって節目となる大切な儀式です。それぞれに出席する時の服装マナーは似ているようにも思えますが、実は細かな服装のマナーで違うところもたくさんあるのです。
卒園、入学に共通する装いの基本マナー
- 無地のスーツ
- ベージュのストッキング
- パールのアクセサリー(なるべく小ぶりなもの)
- シンプルなハンドバッグ(布製や革製)
- かかとのあるヒールパンプス
どちらの場合も「パーティー」のようなカジュアルなものではなく、「儀式」として格式のある服装を心がけてください。子供の門出の日として、多少の華やかさは必要であるものの、基本的にはスーツは無地、ストッキングはベージュ、アクセサリーはパールなど、落ち着きを感じさせる装いを心がけましょう。小物やアクセサリーは小ぶりなものが好ましく、トートなど大きなサイズのバッグや、シャネル、ルイヴィトンなど、一つが数十万円もするようなあまりに高価なブランド物、キャンバス素材などのカジュアルなものは避けます。
靴は、ミュールやサンダル、ブーツではなくかかとのあるパンプスを着用し、アニマル柄やクロコダイル、パイソンなど爬虫(はちゅう)類系のレザー(合皮も含む)はマナー違反です。エナメル素材は、昼間のフォーマルではあまり好ましいものとはされていませんが、プレーンなデザインでブラックやベージュなどのベーシックカラーなら大丈夫なことが多いです。
心配な人は無難なスムース素材や布製のものを選ぶようにしましょう。フォーマルな場所では適度にヒールのあるパンプスが好ましく、3~7センチ程度の高さがおすすめ。
ただし、妊娠中であるなど、その日の体調によってヒールを履くことが難しいという場合は、ヒールのないパンプスでも大丈夫です。
卒園式の装いマナー
卒園式は今までの課程を修了し、頑張りをたたえるという意味のある儀式です。厳粛なセレモニーですので、パパやママはジャケットが必須。朝晩の肌寒さが残る時期なので、あたたかみのあるツイード素材のものも人気ですが、あまり厚手のものはカジュアルになるので、できるだけ薄手のものを選びましょう。
スーツや小物、靴などは黒やネイビーなど落ち着いたカラー統一することが一般的で、冠婚葬祭用のブラックフォーマルを着用することも大丈夫です。首元にはパールをはじめ、ダイヤなどさりげなく品のあるアクセサリーをプラスして、ほどよく華やかな装いに仕上げます。
入学式の装いマナー
晴れやかな入学式には、明るい色のスーツがよく似合います。カラーは、ベージュ、ホワイト、グレー、ネイビーなどが一般的で、春の日差しが強くなってくる季節によく映える色を選ぶことがおすすめです。卒園式の時と同様にツイード素材もOKで、薄手で明るい色のものがおすすめ。小物や靴も同じように明るいカラーのもので統一し、無地やワンポイントなど、派手な柄の付いていない、上品なものを選びましょう。卒園式の時よりも、全体的に明るい印象にスタイリングするように心がけるといいですよ。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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