中学受験率の高い学校と低い学校の違いは?
ほとんどの子が受験をする御三家と、受験生の少ない小学校。実際に中学受験をする際にその環境の違いは、子どもにどのような影響があるのでしょうか。中学受験をする子にとってのメリットから、その人気の理由を考えます。
自然な流れで受験か、強い意志が必要か
中学受験で子どもたちが忙しくなるのは4年生以降です。塾通いは年々多くなり、習い事や友だちと遊ぶ時間がなくなっていきます。中学受験率の高い公立小学校の場合、みんなが同じ環境なので、寂しさはあるでしょうが、その変化を受け入れやすいでしょう。
しかし、周囲の子が受験をしない環境であれば、「どうして自分だけが遊べないのだろう」と感じてしまいます。周りとの勉強への熱量の違いから本人のやる気が出ず、途中で受験自体をあきらめてしまう子も少なくないようです。
受験勉強をしながらの学校生活の違い
ほぼ全員が受験をする学校では先生たちも協力的で、インフルエンザ対策などで受験前に欠席をしても「よくあること」で済んでしまうようです。
しかし、受験率の低い学校では、理解をしてくれないばかりか、まれに中学受験を目の敵にしている先生がいる場合も。
また、比較的中学受験をする子が多めの学校や理解のある先生であっても、宿題量や欠席については忖度しない場合も多いようです。それは、やはり公立小学校では中学受験が特殊なことで、普通に公立中学校へ進学する子がスタンダードだという考えが残っているからでしょう。
公立小学校の御三家の近くに住んでいる
小学校が遠距離にあると小学校低学年では通うのが大変です。越境通学が可能といっても、満員電車に揺られて通学させるのも心配でしょう。そのため公立小学校の御三家の近くに住んでいるご家庭が多いと思われます。
また、子どもだけでも通学ができる白金小学校、青南小学校の周辺に引っ越してくるご家庭も少なくないとか。
おわりに
公立小学校の「御三家」は、富裕層の多い土地柄と、歴史が古く卒業生の学歴が優秀であることから、名門だと称されていることがわかりました。公立高校の最盛期も、中学受験が最盛期の今も人気が衰えることはないようです。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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