同性の子と遊ばない子どもに対して親が出来る事
同性の子と遊ばない事自体は、子どもにとっては大きな問題ではありません。
しかし、この時の親の接し方によっては、子どもに与える影響が変わってくるので気をつけましょう。
性別ではなく友達がいるという事に目を向ける
どうしても、親は子どもが同性の子と遊ばない点に目が向きがちですが、まずは子どもに気の合う友達がいて、楽しそうに過ごせている事に目を向けてあげるのが大切です。出来ていない部分に目を向けるのではなく、子どものまわりにすでにあるものに目を向けるようにしてみましょう。
このような親の意識は子どもにも伝わるので、安心して自分らしく育ってくれるはずです。
どのような遊びに興味があるのかを観察する
同性の子と遊ばないのには、子どもなりに理由があります。そのため、子どもはどのような遊びに興味があるのかを見ていれば、同性の子と遊ばない理由もおのずと分かってくるケースもあります。
先ほども触れましたが、子どもにとっては性別で友達を選ぶのではなく、あくまで同じように楽しく遊べる相手と友達になります。それゆえに、興味のある遊びを親が観察する事も、子どもを理解するためには大切なのです。
親の価値観でジャッジをしないようにする
親の立場からすると、自分の子どもには同性の子と遊んでほしいと感じるかもしれません。しかし、親の価値観が全て正しいわけではないのです。
同性の子と遊ばないのは、子どもなりに保育園や幼稚園で、独自の世界を構築している結果でもあります。そのため、親の価値観だけでジャッジしないように気をつけましょう。
おわりに
子どもによっては友達の性別はあまり重要ではなく、深い意味はないケースが多いものです。そのため、親は自身の価値観だけに偏らず、子どもの様子を日頃から見守る姿勢が大切だといえるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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