幼稚園や保育園で、子どもが同性の子と遊ばないと悩んでいるママは意外と多いようです。他の子どもは同性の子と楽しそうに遊んでいるのに、自分の子どもが異性の友達とばかり遊んでいると、なぜ?と思いますよね。
この記事は、同性の子と遊ばない子に関して悩む親に向けて、理由や対応策などを解説します。
子どもが同性の子と遊ばないのはなぜ?
まず、子どもが同性の子と遊ばないのはなぜなのか?ということから見ていきましょう。子どもが同性の子と遊ばないのは、それなりに理由がある場合が多く、その点を理解しておく事が重要になります。
たまたま気の合う子が異性だったから
子どもの場合、一緒に遊ぶ友達を性別で決める事はあまりありません。保育園や幼稚園で、自然と仲良くなった子と遊ぶようになるので、たまたま気の合う子が異性だったというケースは意外と多いのです。
好みの遊びが同性の子と合わないから
子どもによって、それぞれの好みの遊びは違いますよね。
例えば、男の子でも部屋の中でゆっくり遊びたいという子もいますし、女の子でも外で走り回りたいという子もいます。自由な発想で常に遊びを考え出すのが子どもなので、たまたま好みの遊びが、異性との方が合うというケースもあるのです。
同性の子の友達トラブルに巻き込まれたから
それまで、普通に同性の子と遊んでいたのに突然同性の子と遊ばなくなったという場合は、注意が必要な可能性があります。
特に女の子の場合は、だんだんと自我が芽生えてきて友達と喧嘩になる事もあります。そのような場合に、友達同士のトラブルに巻き込まれて、同性の子と遊ぶのを避けるようになるケースもあるのです。
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同性の子と遊ばない事のメリット・デメリット
自分の子どもが同性の子と遊ばないと、デメリットになるのでしょうか?子どもが、同性の子と遊ばないと、親としては心配な面もありますよね。しかし、同性の子と遊ばない事は、実はデメリットだけではないのです。
同性の子と遊ばないメリット
一番大きなメリットとしては、性別に対しての隔たりがなくなり、相手をそのまま受け入れられる価値観が育まれるという事です。
子どもは、大人ほど性別に対してのこだわりがないので、相手が同性だろうと異性だろうと、気が合えば仲良くなるという特徴があります。そのため、相手の性別ではなく、そのままの姿を見るという目が養われるのです。
同性の子と遊ばないデメリット
デメリットとしては、同性の子との価値観が合わなくなる可能性が挙げられます。子どもの頃に、異性とばかり遊んでいると、どうしても同性の子との遊びの好みが合わなくなりますし、同性の子との関わり方も分からなくなってしまう事がありえます。
そのため、同性に対する苦手意識が出て来るケースもあるのです。
子どもの性格によってメリット・デメリットが分かれる
同性の子と遊ばなくても、デメリットだけがあるわけではありません。色々なタイプの友達と性別関係なく遊ぶ事が出来るのは、むしろ良い点だと言えるでしょう。
また、子どもの性格によっても同性の子と遊ばないメリット・デメリットが分かれるため、まわりの大人はよく観察する事が大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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