自身が保育園児や幼稚園児だった頃を、思い出してみてください。当時の保育園や幼稚園と保護者の連携は意外と大変なものでした。毎朝忙しい時間帯に、保育園や幼稚園との連絡に右往左往するパパやママを見て、育ったという方も多いのではないでしょうか?しかし、現在では保育園で使う事ができる、連絡帳アプリなども登場してきました。今回は、保育園で使う事ができるアプリについて、ご紹介します。
保育園と保護者の連携は重要!
保育園と保護者の連携は、非常に重要です。お迎え時間の調整や、子どもの急な体調不良による欠席など、保育園と保護者側で情報交換をしなければならない事は山ほどあります。昔の連絡方法は紙ベースでのやり取りや、電話連絡などが主流だったため、連絡の行き違いやタイムラグなどもありました。
昔は早朝の電話も当たり前!保育園の連絡網あるある
昔は早朝から、保育園と自宅で連絡をするのも当たり前でした。特に、保育園で連絡網が回るというシーンもありました。ただ早朝は、連絡の重要度や緊急性が高いケースもあり、前の家庭から回ってきた電話を次の家庭に回さなければならないなど、とても大変な作業であるのも事実です。しかも、最近はさまざまな生活スタイルがある事から、一発で相手が出るとは限らず、非常にやきもきされる方も多いのではないでしょうか?
運動会の早朝には花火の打ち上げも?
運動会や各種保育園のイベントの日に、開催をするかどうかの合図として早朝6時に花火を打ち上げるというケースもありました。これは保育園のみならず、幼稚園や小学校でも同様ですが、早朝から大きな音で花火が打ち上がる事から、ゆっくり朝寝ていたいにもかかわらず、花火で起こされてしまうというパパやママも多くいたようです。また、子どもも花火の音でびっくりして、目が覚めてしまうという事もあったでしょう。近年は近所からの苦情もあり、これを連絡網やメールでの連絡に切り替えるケースが増えてきています。しかし、いまだに花火の打ち上げなどで情報を伝えるケースもあるなど、完全な解消には至っていません。
最近はスマホアプリでスムーズな連絡が可能に
上記のような保育園と保護者との連携で生じていたさまざまな問題やトラブルを解決するべく、近年は保育園の方でスマホアプリの導入を進めるという取り組みが増えてきています。ほとんどの保護者がスマートフォンを所持している事や、祖父母でもスマートフォンを利用している方が増えてきている事から、保育園の方からスマートフォンアプリを導入してくださいと、入園時にお願いされる事があるようです。スマートフォンアプリを使う事で、連絡網もスムーズに回す事ができ、保護者の忙しい朝の時間を圧迫しないような利用の仕方も可能となっています。
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保育園アプリでできる事は?
保育園アプリでできる事には、どのようなものがあるのでしょうか?保育園と保護者の連携にはさまざまなものがありますが、子どもの体調管理にまつわる事などを、スマートフォンアプリから処理する事ができるようになっています。ここでは、そのアプリの一般的な機能について、お伝えします。
出欠の管理がスムーズにできる
出欠の管理は、スマートフォンアプリから行う事ができるケースがほとんどです。例えば、子どもが急な体調不良や発熱、あるいは感染症などによって保育園を休まなければならない時、忙しい朝の時間帯に電話をかける必要はありません。スマートフォンアプリから、本日欠席しますという内容の連絡を入れるだけで、欠席という扱いにしてもらう事ができます。これにより、相手が出るまでかけなければならない電話に、朝の貴重な時間を割く必要はなくなります。
登・降園時間の管理もしっかり行える
登園時間は何時で、何時頃にお迎えとなるか、この時間の管理は保育園側で行わなくてはならないものですが、保護者もデータがほしいものです。この辺りの時間管理、つまりタイムカード的な管理についても、スマートフォンアプリから確認ができるようになっています。これはどちらかというと保育園スタッフ側の業務効率改善機能といえそうですが、データとして保護者が閲覧できるケースもあります。お迎えを配偶者や祖父母にお願いした場合、保護者がその時間を確認する事ができる機能がついているケースもあります。
緊急連絡網もストレスなく進む
自然災害やその他突発的な事情で、保育園の運営に関して重要な知らせがあれば、今までは早朝の時間でも電話で連絡網が回るケースがほとんどでした。あるいはLINEグループなどを利用するケースもありますが、これも参加強制ではないケースがあるなど、結局電話に頼らざるを得ないという事もあったのではないでしょうか?これについても、アプリを導入してアプリから情報を流す事により、スムーズに緊急連絡網を流す事が可能となります。特に情報を受け取った保護者の方が、次の家庭に連絡を回すという必要がないのは、非常に大きなメリットだといえるでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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