赤ちゃんはまだ大人のように、体温調節を上手にできません。部屋の中が暑すぎれば体温は上がり、寒すぎれば体温は下がってしまいます。大人にはなんでもない温度変化でも、赤ちゃんは簡単に体調を崩してしまうため、部屋の温度管理はとても重要になってきます。そこで今回は、赤ちゃんが快適な部屋の温度は何度なのかを中心に、押さえておきたいポイントをご紹介します。
赤ちゃんの体温調節機能について
赤ちゃんの体温調節機能は、1歳くらいまでに少しずつ備わってきますが、それまでは自分で体温の調節をすることができません。特に、ほとんどを室内で寝て過ごす、新生児期の赤ちゃんにとって重要になってくるのが「室温管理」です。
特に生後半年は室温管理がとても重要です
赤ちゃんは、大人のように自分で服を脱ぎ着したり、布団をかけたりできません。生まれてから半年ほどの間は、室内で寝た状態で過ごすことがほとんどの赤ちゃんは、部屋の温度の影響をとても受けやすい環境に置かれることになります。部屋の温度が高すぎれば高体温に、部屋の温度が低すぎれば低体温になってしまうことも。特に生後半年ほどは、室温管理に十分注意しましょう。
赤ちゃんが快適な部屋の温度は何度?
赤ちゃんが快適な部屋の温度は、夏場で、25度から28度くらい。冬場で、21度から23度くらいが適温とされています。赤ちゃんが過ごす部屋の中には「室温計」を置き、こまめに部屋の温度をチェックするようにしましょう。部屋の温度が高すぎる、あるいは低すぎる場合は、エアコンなどを使用して温度の調節をしてあげてください。
エアコンを使う場合には湿度にも注意しましょう
エアコンを使って部屋の温度を調節する場合、どうしても部屋の中が乾燥してしまいがちです。空気が乾燥すると、のどを痛めたり、風邪などの病気に感染しやすくなったりするリスクも。赤ちゃんが快適に過ごすためには「部屋の温度」の調節だけではなく「部屋の湿度」調節も大切になってきます。部屋の中の湿度は、40%から60%になるようにしてあげるとよいでしょう。
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赤ちゃんが快適な部屋の温度【夏場編】
「夏場」の赤ちゃんが快適な部屋の温度は、25度から28度くらいが目安です。部屋の温度調節にはエアコンを利用することになりますが、温度設定や湿度管理のほかにも注意しておきたいポイントがありますので、見ていきましょう。
赤ちゃんに直接風を当てないようにしましょう
新生児期の赤ちゃんは寒くても自分では対処することができません。大人には心地よい涼風も、赤ちゃんには体を冷やしてしまう冷風になってしまいます。部屋の温度が適温でも、赤ちゃんにエアコンの風を直接当てるのは厳禁です。赤ちゃんの寝ている位置や、エアコンの吹き出し口の向きを調整して、赤ちゃんに直接風を当てないようにしましょう。
エアコンを使用するときは定期的な換気が必要です
エアコンを使用し続けていると部屋の中の空気がよどみ、けっこう体が冷えてしまうものです。冬場にストーブやファンヒーターを使う場合は換気に注意しても、夏場にエアコンを使う場合の換気は、意外に忘れてしまいがち。赤ちゃんの体が冷え切ってしまうことがないように、2、3時間に一度は部屋の空気を入れ替えるようにしましょう。
夏場でも裸は厳禁!半袖の綿シャツがおすすめです
夏場の暑い時期には、エアコンをかけていても暑く感じるもの。しかし、いくら暑いからといって、赤ちゃんを裸にしておくのは厳禁です。赤ちゃんは、大人の数倍汗をかきます。着せてあげるのは、わきの下や背中の汗を吸ってくれる、吸湿性のよい半袖の綿シャツがおすすめです。また、夏場には肩やおなかを冷やしてしまうことがよくありますので、肩やおなかが出ないような服を選んであげてくださいね。
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22歳17歳10歳三人の子持ちママ。恋愛小説や趣味で育児4コマ漫画を描いてます。
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