気づくと何でも口に入れている…。赤ちゃんのそんな場面を目にすることが多くなったママは、これからいつでも何でも口に入れてしまうのかと思うと、ひやひやしてしまいますよね。この現象、いったいいつまで続くの?今回はそんな悩みにスポットをあててみていきましょう。
なぜ赤ちゃんは何でも口に入れたがるの?
ある時期から、自然と口に入れたがるようになった赤ちゃんの行動。これにはいくつかの理由があるのです。ここでは三つにしぼってご紹介します。
探究心や好奇心が理由のひとつ
まずひとつに、赤ちゃん自身の自然な探求心・好奇心があげられます。目につくもの、手に触れるもの、なんでも気になってしまいます。気になった結果、赤ちゃんは口に入れてみるのですが、この行動は「どんなものか確認する」意味が持っているのです。
口に入れて形・感触・味など舌で判断しようとする感覚は「共感覚」と呼ばれます。大人のように手でものを確認する力がまだまだ未発達な赤ちゃんだからこそ、まず口に入れてチェックしているのでしょう。
手足に比べて口まわりの発達が先に進むから
産まれたての赤ちゃんにとって、生きるためにはまず母乳・ミルクを飲み、栄養を摂取することが最も重要な行動です。そのため、自然と口まわりの筋肉や口腔内の感覚が発達していきます。結果として、まずは感覚がしっかりしている口を使うようになります。
歯の生えはじめでむずがゆい場合も!
赤ちゃん一人ひとりによって、歯が生えはじめるタイミングは異なります。おおむね生後3~9カ月頃といわれていますが、同時期に歯茎がかゆくなったり、口の中に違和感を持ったりする赤ちゃんもいます。歯茎がむずむずする影響で、口にものを入れてしまう場合もあります。
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赤ちゃんが何でも口に入れる時期はあるの?
赤ちゃんが何でも口に入れるのが心配ではあるものの、常に行動を気にしているわけにもいきません。どれくらいの時期が最も気をつけるべきなのか知っておくことで、さまざまなリスクを軽減することにもつながるはずです。
口に入れるのはいつからはじまる?
赤ちゃんが口にものを入れる時期のピークとしては、生後5~6カ月あたりだといわれています。ずりばいなど、少しずつ行動範囲が広がるとともに、好奇心もおう盛になっていく時期です。ちょうど歯が生えはじめる赤ちゃんが多い時期にも重なるので、ママも赤ちゃんの行動に注意しておくべき時期です。
いつまで気をつけているといいの?
赤ちゃんも離乳食がはじまるとともに味覚が発達し、徐々に聴覚や視覚なども発達していきます。そうなると口の中の感覚だけに頼ることなく、ものを確認する力が養われていきます。そうなると徐々に、何でも口に入れる行動は減っていきます。
1歳前後で少しずつ減り、1歳6カ月頃にはものを口に入れる行動がほとんどなくなる子どももいます。ただ、なかには「くせ」のようになってしまっている子どももおり、2~3歳くらいでもママが注意して見てあげる必要がある場合もあります。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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