以前は、保育園というと同業種業界の中で様々な取り組みが行われてきましたが、最近では保育園に関わる業種も多様化してきています。特に、全く異なる異業種が保育園に参入してきており、注目を集めているのを知っていますか。ここでは、そんな保育園に参入する異業種業界の強みというテーマで、詳しく解説していきます。
保育園に参入している異業種とは?
それでは早速、保育園に参入している異業種には、どのような業種があるのかという部分から、見ていきましょう。今までの保育園業界のイメージとは、全く異なる業種が参入してきているのには驚きです。
【IT企業】教育にITで付加価値を!
まず1つ目は、IT企業です。
一見、保育とは無縁とも思える業種ですよね。しかし、最近のIT業界では、ITを活かしたコミュニケーションに力を入れており、その中でも人手不足に悩む保育士支援に繋がる活動を行っている所が多いのです。
子どもたちは、視覚からの情報に興味を示すという特徴がある事から、ITで教育に付加価値をつけて提供できないかと、乗り出している企業が多い傾向にあります。
子ども服メーカーが保育園に参入!
2つ目は、子ども服メーカーです。
子ども服メーカーでは、「服育」と言って、制服ではなく日々のコーディネートを通じて、子どもたちにTPOの大切さなどを学んでほしいという取り組みを行っている所が増えてきています。
そのような中で、保育園にも参入しようと力を入れているメーカーが、増え始めているのです。普段から子どもたちの目線に立って、洋服を作っているメーカーならではの強みが活きてきますよね。
ファッション&ビューティー人材大手
そして3つ目は、ファッション&ビューティー人材大手です。
人材大手だからこそ出来る、共働きや早期の職場復帰に対するサポートに、保育園の参入を通して力を入れていこうという試みです。様々な利用時間で、子どもだけではなく親にも優しい取り組みを目指しています。
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保育園に異業種が参入する強みとは?
保育園に異業種が参入する強みには、どのようなものがあるのでしょうか?一見、保育園とは関係のない異業種だからこそ、幅広いことに気づくことができたり、サポート出来たりする部分があるのです。
異なるコミュニティでのサポートが可能
異業種の強みと言えるのは、今までの保育業界だけのコミュニティとはまた違ったコミュニティからのサポートが可能、という点ではないでしょうか?
先ほどご紹介した3つの異業種は、実際には保育の現場とは異なる業種ですが、新たなコミュニティの中から違った気づきやアイデアが生まれ、子どもだけではなく親にも優しい保育園を実現させることが出来るのです。
求職者や親の職場復帰への支援もできる
保育園というと、子どもたちの方へスポットが当たりがちですが、保育園を利用する親は休職中だったり、早期の職場復帰を検討している人が多いと言われています。異業種が保育園に参入する事で、こうした親のサポートも行う事が可能となるという強みがあります。
保育園を利用する親の立場に立って、色々な制度を考えられるのも、異業種の強みと言えるでしょう。
保育の現場とは異なる視点からの教育が可能
例えば、IT企業が保育園に参入した場合、得意とするIT技術を使って保育者の負担を軽減させる事が出来るでしょう。具体的な例で言うと、プロジェクターなどを使い、視覚から子どもたちの認知力を高める事も出来ます。
また、インターネットを駆使して、リモートでの英語レッスンなども可能になります。こうした試みは、異業種だからこそですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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