クリエイティブな子どもに育つ親の関わり方
子どものクリエイティビティを育むには、親の関わり方が重要なポイントになります。関わり方を間違えると、クリエイティビティをつぶすことにつながるからです。
ここでは、親が注意しておきたい子どもとの関わり方について解説します。
クリエイティビティを引き出す関わり方とは
親も一緒に楽しんで導く
ツールを与えるだけでは、子どもが楽しめるとは限りません。まずは親が子どもと一緒に遊び、きっかけを作ってあげる必要があります。たとえば、折り紙の作り方をインターネットで検索して、作りたいものを一緒に探すのも、きっかけになります。
ただし、親が子どもに自分の好みを押し付けたり、過度なアドバイスをしたりはNGです。子どもの「やりたい」という気持ちを引き出すのが親の役割だということを、忘れないようにしましょう。
いいと思った点を具体的に述べてほめる
子どもが何かに取り組んでいる中で「いい」と思った点をほめるときは、単に「いいね」ではなく、できるだけ具体的に伝えましょう。「ひとりでがんばって最後まで作れたね」「きれいな色づかいだね」「お母さんやお父さんでは、こんなこと思いつかないよ」など、率直な感想でOKです。実際、子どもは大人にはない感性やものの見方を見せてくれます。
クリエイティビティを阻害する行動に注意
子どものクリエイティビティをしぼませてしまう行動とは、子どもが自ら考えて動くことを止めてしまう行動です。たとえば、子どもの失敗を否定するような行為が挙げられます。
子どもが何かに取り組んでいると、途中で失敗してしまうことが多々あります。しかし、失敗したからといって途中で止めたり、失敗しそうになったときに先回りして防止したりせず、見守りましょう。
クリエイティビティとは、自分で表現したいことや疑問・課題を見つけ、いろんなことを試しながら目的を達成する過程を指しますが、達成できなくても過程そのものに意味があります。
おわりに
クリエイティビティとは、自分でやりたいことや課題を見つけ、いろいろ考えながらその目的を達成する力です。クリエイティビティとは特別な能力ではなく、誰にでも備わっていて、育て伸ばすことができます。日々の生活の中で子供と接するとき、クリエイティビティを意識してみてはいかがでしょうか。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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