ケンカばかりしていても、なんだかんだ続いている夫婦と、あっという間に離婚する夫婦がいます。離婚する夫婦と続く夫婦はどこが違うのでしょう。離婚にいたる三大理由をあげて、それぞれを詳しく検証してみました。自分とパートナーの関係にあてはめて考えてみてくださいね。
離婚理由その1:コミュニケーションの欠如
人間関係の基本は、コミュニケーション。夫婦の場合も同じです。合意して結婚にいたったふたりですが、もともとは生育環境もルーツも違う人間同士。会話や、ノンバーバルコミュニケーション(言語以外を用いたコミュニケーション)を通じて相手を理解することが長続きするコツです。
毎日ちょっとした会話の積み重ねが大事
お互いが忙しく、一緒にいる時間が少なくなっていたとしても、ちょっとした声掛けや会話の積み重ねは大事。「おはよう」「おやすみ」の声掛けは、家族でも基本です!とにかく、思っていることをそのまま口に出すだけでもいいのです。「それじゃあケンカになる!」というなら、まずケンカすることをおすすめします。ケンカをしてイヤな気分になったら、次はケンカにならないような言い方を考える段階へ。一番問題なのは、不平や不満をためこんで、どうしようもなくなってから爆発すること。うれしいこと、楽しいことはもちろん、ちょっとした不満も、口に出して相手に伝え解消しておくことです。「コミュニケーション=仲良くすること」だけではないですよ。
スキンシップもコミュニケーションのひとつ
子育てをしていると、子どもを抱っこしたり、手をつないだり、とにかくスキンシップの機会がたくさんあります。そのためかどうかわかりませんが、パートナーとのスキンシップが少なくなりがちです。恋人同士のようなスキンシップは恥ずかしくても、親愛の情を示す態度があると関係は保たれます。ちょっとしたときに肩をぽんぽんとたたいたり、ひざに手を置いたり、といった簡単なことでいいのです。逆にこのくらいのことで「スキンシップ?!」とひいてしまうなら危険信号が出ているのかも。
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離婚理由その2:共通の目標がなくなった
夫婦は、社会を構成するひとつのユニットです。自立した人間同士が、婚姻届という契約書を役所に提出して成立する法的関係といえるでしょう。「好きだから一緒にいたい」という理由であれば、恋人同士でも同じことです。夫婦を続けていくには、もう少し強固な「共通の目的」が必要です。
子育ては夫婦最大の目標
子どもが生まれた夫婦の場合、子育ては夫婦の最大の共通目標になります。無力な状態で生まれた赤ちゃんを成人するまで育てる、という大きな仕事ができます。子育てをどちらかひとりに押し付けないで、夫婦で子育てをしようという気持ちがある場合は、結婚も長続きします。反対に、ワンオペ育児が長く続くような家庭では、いずれ離婚の危機が見えてきます。赤ちゃんのお世話、食事、衣類の準備など、細かな部分まですべて分担は無理でも、どんな子に育ってほしいか、一緒に考える時間は確保してほしいですね。
人生に求めるものが違えば離婚もあり?
もちろん、子どもを持たない夫婦もありますし、共通の目標は子育てにかぎりません。ボランティア活動をしたり、ふたりで趣味を楽しんだり、自営業の方なら共同経営者としての目標があるかもしれませんね。生活をともにするなかで、人生に求めるものがお互い少しずつ変化することもあります。すれ違いやケンカが多くなったら、立ち止まって考えてみるのも大切です。離婚はけして悪いことではありません。無理して続けなくていいケースもあるのでは?
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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