最近よくネットなどで話題に出る嫁ブロック、みなさん知っていますか。簡単に言うと妻の反対で旦那さんが転職や独立ができないことを意味します。これは、男性の仕事への意欲を妨げ、低迷させる大問題なのです。今回は旦那さんのキャリアアップを阻止する嫁ブロックについて紹介していきます。
転職反対?
昨今、結婚後に転職することは珍しいことではなくなってきました。それに比例して嫁ブロックされる既婚男性は増えてきているようです。転職サイトのアンケートでは既婚男性の間で4人に1人が嫁ブロックの経験があるとのこと。
転職を反対するのは嫁が最多
【Q:家族のなかで転職に反対されたのはどなたですか?】
上記は30代~50代のビジネスパーソンを対象にしたアンケートです。その中で、転職に反対した家族のうち76%が「妻」という結果が出ています。特に年収1000万円以上稼いでいる夫に対しては8割以上の妻が転職に反対しています。まさに「嫁ブロック」です。
嫁ブロックで転職辞退が4割以上
エン・ジャパンのアンケートによると、嫁ブロックにより転職を断念した夫の割合は44%と約半数。妻を説得できないまま転職しても、今後仕事も家庭もうまくいかないかもしれませんね。しかし、嫁ブロックされつつも転職した層も5割以上いるようです。
【Q:嫁ブロックを理由に内定を辞退したことはありますか?】
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嫁ブロック発動の理由
では夫の転職や起業に反対する理由とはなんでしょうか。アンケートをもとにみていきましょう。
【Q:嫁ブロックをされた理由は?】
収入が下がる不安
今まで安定した収入があったのに、転職することにより収入が下がるかもしれません。上記のンケートの反対した理由の中でも平均して多いのが「収入が下がる」ことへの懸念。
子どもがいたり、家のローンがあったりする場合、夫の収入が下がることに大きな不安を覚えます。大手企業に勤めて高収入を得ていたなら、なおさらです。冒険して転職するよりも、妻は安定した生活を望む場合が多いでしょう。
勤務地が変わる
夫が転職することで勤務地が変わり、引っ越しを余儀なくされる場合もあります。子どもが学校に通っていたり、妻も働いていたりすると、引っ越しはとても重労働。転居先での学校探しが必要で、妻も転職しなければならない事態になるかもしれません。それらの労力やデメリットを考えると、妻は夫の転職に消極的になります。
有給休暇が取りにくい
労働基準法で定められた有給休暇は入社後6カ月たってから支給されます。入社したては有給休暇がない上に、有給休暇が支給されても取りにくい環境かもしれません。小さな子どもがいる場合、ワンオペ育児になるのでは?と、妻の不安がさらに増す可能性があります。
残業が多くなる
転職をすると、仕事に慣れるまでは以前より忙しくなることが多いでしょう。そのため残業や休日出勤も増えるかもしれません。また、入社してみて初めてブラック企業だったと気付くことも。
転職先の業界に不安
今、多くの業界では不況や人手不足等の問題が発生しています。夫が転職したい業界や企業を妻が検索したとき、よくないうわさが書き込まれているかもしれません。ネットの情報をうのみにしてはいけませんが、嫁ブロックが発動する理由の一つとなるでしょう。
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