受験で緊張しないために受験校に着いてから出来る方法2つ
受験校に着いてからは、子どもが一人で緊張と闘うことになります。前述したように、早めに学校に到着しておくことで、心を落ち着かせます。そして、程よい緊張感の中で試験に挑めるように心構えを事前に伝えておきましょう。
緊張感と上手に付き合えるように心の準備を
普段あまり緊張をしない子でも緊張してしまう中学受験の当日。試験直前に緊張している自分に気づき、不安を感じる子も少なくないと思います。「緊張するのは当たり前」だということを伝えておきましょう。今までの努力の成果を発揮しなければいけないのですから、緊張しないわけがありません。
「緊張しないように」と思いすぎると、逆に緊張してしまいます。試験を受けることに緊張するのは普通のことで、気にすることではないと思えると緊張がほぐれていきます。体がこわばる、息がしづらいなど、あまりにも緊張してしまった場合のために「深呼吸」や、筋肉に力を入れて、脱力するのを繰り返す「漸進的筋弛緩法」などのリラックス法をいくつか用意しておき、家で何度か練習しておくと安心です。
周りのライバルたちは「ジャガイモ」
教室にいると、他の受験生たちが自分より賢そうに見えて緊張してしまったという話も聞きます。昔から言われていることですが、周りの人間は「ジャガイモ」だと思いましょう。受験日当日にライバルたちのことを気にしていてもいいことはありません。自分が今できることに集中します。次の科目のために参考書やノートを見返してみたり、算数の前であれば簡単な計算問題を解いてみたりと、次の時間のために軽く勉強をしておくのがおすすめです。
また、前の時間に終わった教科の見直しや後悔は、すべての試験が終わった後にすること。大切なのは「次の試験」です。受験当日でも自分ペースを乱されないように心がけましょう。
おわりに
中学受験は、子どもたちが初めて挑む人生の関門です。今まで緊張したことのなかった子でも、場の空気にのまれて緊張してしまうことも。緊張なんてしないと思われる子でも、対策を考えておくと安心ですよ。また、一番大切なのは、親が緊張を隠すことです。いつも通りの笑顔で子どもを送り出してあげられると良いですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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