中学校受験を経て私立中学校に入学しても、やはり勉強や成績など心配は尽きません。
しかし、ずっと続けてきた通塾も、中高一貫校に入学したタイミングで辞める子がほとんどです。本当に私立中学であれば、高校生になるまで塾は必要ないのでしょうか?
ここでは、私立中学校への進学後の通塾事情についてまとめいきたいと思います。
私立中高一貫生の通塾は絶対ではない
私立中学校への進学後、塾へ通う子もいれば通わない子もいます。中高一貫校が多く高校受験がないため、子どもたちの事情に合わせて、通塾の有無を決めることができるためです。
公立中学校の子どもが塾へ通うかどうかを決めるのとは別の判断基準があります。
公立中学校よりもカリキュラムが手厚い
私立中学校は、その学校によってさまざまな特色があります。しかし、ほとんどの学校に言えるのが公立中学校よりもカリキュラムが手厚いこと。それは、入学試験時の偏差値が低い私立中学校でも同じです。
勉強が苦手な子がいれば補習や習熟度別授業などで丁寧に教えてくれますし、英語に力を入れている学校であれば、通常の英語の授業の他に英検やTOEFL Primary対策、ネイティブスピーカーとの英会話などを取り入れています。
また、難関校であれば、中高一貫校用の教科書を使い、大学受験に向けた内容を授業内で教えてくれます。そうすると、塾の必要性を感じません。
そもそも学校の勉強が忙しくて塾に通う時間がない場合もあります。
基本的に高校受験をしなくてもいい
中高一貫校の一番のメリットは高校受験がないことです。公立中学校へ進学すると、高校受験、大学受験と3年刻みで受験をしなくてはいけません。中高一貫校に入ってしまえば、6年後の大学受験を見据えた勉強をしていけば良いのですから、中学生の時点で通塾の必要性を感じない子もいます。
また、大学附属の中高一貫校や推薦枠が多い学校であれば、部活や習い事などに力を入れて、塾は高校生になってからという子は多いかもしれませんね。
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私立中学校の生徒が通塾する事情
もちろん私立の中高一貫校に進学した中学生にも、通塾している子がたくさんいます。とりあえず通っている子もいれば、学校の勉強についていけない、定期テストの成績を上げたい、別の高校への進学のためなど、さまざまな理由から通塾しています。
私立中学生が塾で学力を上げたい理由とは
私立中学校では、補習なども活用しながら丁寧に授業を進めてくれます。そのため、疑問点なども先生がしっかりとサポートしてくれるので、塾の必要はなさそうです。
しかし、難関校と呼ばれる私立中学校の授業の進度はかなり早めに設定されていることがほとんどで、自学自習も当たり前の世界です。
そのため、自力では学校の勉強に追いつけずに、授業の理解度を上げるための通塾をしている子もいます。
また、定期テスト対策をしている塾を選んで、テストの成績を上げるための通塾をする子もいます。
高校受験や、高校進学時の試験対策
中学受験で合格した私立中学校でも通ってみると自分に合わなかったり、そもそも第一志望ではなかったりする場合があります。そういった場合は、高校受験も視野に入れた勉強が必要です。
また、中高一貫校の中には試験をして高校への内部進学やコースが決まる学校もあります。そういった場合は、公立中学校の子どもたちと同じように、高校受験用の塾に通って勉強します。中高一貫校のカリキュラムをこなしながら、高校受験対策もとらなければいけないので、ハードスケジュールになってしまいますね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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