朝の忙しい時間、「ピピピー」と洗濯終了の合図を聞いてフタをあけてみると、洗濯物につぶつぶしたゼリー状の付着物が!「あっ!おむつだ!」と思ったときには、もう手遅れ・・・。このあとの後処理作業を考えると、思わずため息が出ますよね。やっちゃったものは仕方がないと腹をくくって、無心で手を動かしましょう。少しでも作業が楽になる対処法を三つご紹介します。
洗濯物についた付着物を取り除く方法
まずは他の洗濯物についた付着物を取り除く作業です。おむつの中にある高分子吸収体は、吸水性ポリマーとも呼ばれています。乾いた状態では小さな分子ですが、驚くほど大量の水を吸収してため込みます。これが水分を含んだ状態で、洗濯物にくっついています。そのほか、おむつの表面に使われているポリエステルの不織布などが細かくなってついています。これらを手作業で取り除き、再度洗濯します。
1.振り落とす
あとの掃除が楽になるように、新聞紙やレジャーシートを広げて、その上で洗濯物を振ってください。大きなものは振り落とされますので、次の工程が少し楽になります。ポリマーは、水を吸って膨らんでいるものの、脱水をかけられています。まだまだ吸水の余力があるかもしれないので、洗面台でゆすいだりしないように気をつけてください。配水管が詰まってしまってさらに大変になってしまいます。
2.ブラシで払う
振り落とせなかったものは、洋服用のブラシで軽く払って落とすようにします。毛先でさっと払うようにするのがコツです。ぎゅうぎゅう押しつけて、余計に繊維にからませたりしないように。不織布などの布系付着物は、ブラシの方がよく取れると思います。服の表面についているものがほとんどですが、一応ひっくり返して裏も確認しましょう。ポケットの中に意外に入っていることがあります。
3.粘着テープで吸着する
どうしても取れないものは、粘着テープでくっつけて取ります。いわゆるコロコロと呼ばれている粘着テープのローラーは、押しつけてしまうので難しいかもしれません。ガムテープをくるりと手のひらに巻いて、ポンポンと衣類をたたくようにしてくっつけてみてください。
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洗濯機についたポリマーを取り除く方法
衣類だけではなく、洗濯機の中にもたくさんの付着物が残っているはずです。こちらも丁寧に取り除いておかないと、洗濯機の故障にもつながってしまいます。急がばまわれ、ということで、簡単な裏技はありません。地道な作業を続けましょう。
手作業で拭き取る
洗濯槽の内部に残った繊維やポリマーを、古布やティッシュペーパーで拭き取ります。ティッシュペーパーは適度に柔らかいですし、水に溶けないので使いやすいです。取り除いたポリマーと一緒にどんどん捨てていった方が効率がいいので、雑巾を使うのはおすすめしません。できれば、排水溝も確認して、ゴミを取り除きましょう。
ゴミ受けネットを浮かべてすすぐ
ある程度きれいになったら、洗濯コースのすすぎ部分だけを洗濯して、全体をすすぎます。このとき、浮かべるタイプのゴミ受けネットを浮かべて一緒にすすぐと、残っていた付着物が集まり、捨てやすくなります。基本的には、ティッシュを洗濯してしまったときと同じように対処するのがよいのですが、ゼリー状のポリマーはティッシュ以上にやっかいです。気になる場合は、何度かすすぎましょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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