小学生の帰宅時間を把握するためにできることは?
まだ幼いからこそ、ただ帰るだけでも小学生の親はいろいろな不安を抱えます。では、子どもの帰宅時間を把握し、安心するためにはどうしたらいいのでしょうか?帰宅時間を知るために、ぜひしてほしい対策を3つお伝えします。
事前にいつ帰るかを子どもに伝えさせる
登下校でも友達と遊びに行くときでも、いつ頃帰ってくるかは子どもが一番分かっています。そこで帰宅時間を知りたいときは、何時頃に帰ってくるのか子どもに聞きましょう。こうしてどこかに出掛けるときには帰宅時間を伝えさせることを家のルールにしておけば、親も子どもが帰ってこなくて不安になることを防げます。子どもも一度親に伝えることで、「○時までに帰らなくちゃ」と意識できます。
門限を決めて徹底的に守らせる
帰宅時間が遅くなることで不安になるのを防ぐために、門限を決めるのもおすすめです。17時や18時など門限を設定しておけば、もし帰ってこなかったときに子どもに何かあったのかもしれないと判断する基準になります。また、夜になると辺りが暗くなり、危なくなってしまうので、まだ明るい時間に帰らせることで、子どもを危険から守ることもできます。子どもが自由に行動できて、かつ暗くなる前に帰れるような時間を選びましょう。
電話を持たせて連絡が取れるようにする
帰宅時間がいつになるか知るためには、電話を持たせるのも有効です。学校には持っていけないかもしれませんが、いったん家に帰ってきて遊びに行くときに持たせれば安心です。いつ頃帰ってくるのかいつでも聞くことができますし、帰りが遅いときにすぐに連絡することができます。子どもにスマホを持たせるのは抵抗がある人もいるかもしれませんが、子ども用なら機能が制限されているので安心ですよ。
子どもの居場所をGPSで確認する
子どもの居場所が分かる専用の「みもり」端末を利用してもいいでしょう。学校や塾への到着を知らせてくれて、保護者が設定したエリア外にいった場合には音声で見守りもしてくれます。携帯電話ではなく「防犯ブザー」なのでランドセルに取り付けて小学校に持ち込むことが可能です。スマホを持ち歩くようになったら子どもの位置情報が分かるアプリを導入しては。子どもが正しいエリアから外れていないかを確認して防犯に役立てることができます。
おわりに
まだ小さくて判断能力が十分じゃないからこそ、小学生の帰宅時間を気にする親は多いです。しかし、把握したくてもできていないという親は、6割もいます。そのため、子どもの帰宅時間を把握するためには事前にいつ帰るかを子どもに聞き、門限を定めるのが有効です。また、子ども用の電話を持たせておけば、リアルタイムで子どもの状況が確認できるので安心です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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