パタニティー・ハラスメントを防ぐには
パタハラは考え方の相違が原因ですから、解決するには長い道のりが必要になります。国は「イクメン」を増やそうとさまざまな制度を作っていますが、社会が追いついていないのが現状です。同じ考えの仲間を探すことが肝要です。
自分の育児に対する考えをしっかりと持つ
第一に自分の育児に対する考えをしっかりと意識できるようになることが大切です。誰かに「男が育児するなんて!」と言われても、考えがぶれないようにします。同時に、男性が育児をすることについて、制度などをしっかり勉強しておきましょう。また、勇気がいりますが、前もって周囲に自分の考えをアピールしておくことも重要です。
同世代の同僚から、仲間を増やしておく
育児に関する自分の考えをアピールするとともに、同じ考えの同僚を集めましょう。特に、同世代の同僚の中には「隠れイクメン」がいるはずです。会社の同僚という関係を超え、パパ友にもなります。育児をするパパの仲間を増やしておけば、何かあった時にお互いに仕事のフォローをし合うこともできますし、人数が集まれば会社との交渉の時にも強い武器となるでしょう。
会社が味方になるように働きかける
パタハラ上司個人の意見を変えることは非常に困難です。それをしようとするよりは、会社の上層部や人事部などに協力を仰いだ方が良い結果につながるかもしれません。男性の育児休暇取得など育児に関する制度や、それらに理解のある他の企業についてのデータなど信頼できる知識を携えて、仲間と一緒に会社と話し合い、味方につけてしまいましょう。会社の理解が得られれば、上司も納得できなくとも従う他ないのですから。
おわりに
パタハラはその他のハラスメントとは違い、悪意がない場合が多いように思います。悪意がない分、パタハラをしている本人に自覚がなく、指摘しても理解ができないことが多いのです。やはり、会社や社会全体の意識を変えていくことが必要だと言えるでしょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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