全米最優秀女子高生を育てたボーク重子の子育て論

子どもが成功するには親の態度が重要

非認知能力
ピーク重子氏が行った子育ては、決して親が中心にはならず、子どもの気持ちに寄り添い、解決策を共に導くというものでした。実はアメリカでの研究でも、子どもの成功は親のタイプ(態度)で決まるという報告がなされています。

子どもを成功に導くのは民主型タイプの親

民主型タイプの親は自主的に行動する子どもを育てながら見守り、子どもの能力に期待し、その力を最大限に伸ばしてあげる親のことをいいます。何か問題が起こったときには子どもに、「なぜそうしたいの?」などという質問を投げかけ、子どもの意思を引き出してあげるのです。ピーク重子氏も、民主型タイプの親になることを心がけながら子育てを行っていました。

服従型や寛容型タイプの親も危険信号

服従型タイプの親は、子どもを支配し自分の思い通りにさせたい親のことです。「お母さん(お父さん)のいうことを聞いてくれたらうれしいな」「親がいうとおりにやっていれば良いんだよ」などと一見最もらしい言葉を発しますが、その裏では良い子=親のいうことを聞く子という意識が存在しています。また、寛容型タイプは「これができたらご褒美をあげる」と子どもの意思をご褒美でつるようなことをします。どちらにしろ、子どもの主体性を親が無視したかたちになるので、子どもが自分自身の人生を歩むことが困難になってしまいます。

無関心型タイプの親にはなってはダメ

無関心型タイプの親は、上記のどれにも当てはまりません。子どもに関心がないため、何の言葉かけもしないのです。親が無反応だと、子どもは自信を感じることも、自分の意志を持つことも難しくなってしまうでしょう。

おわりに

ボーク重子さんの子育て論いかがでしたか?子どものためにやり過ぎても、放任し過ぎてもいけない…子育てって本当に難しいですね。ボーク重子さんはたくさんの教育本を執筆しているので生き方や子育てに興味がある人は、一度読んでみてください。
最近、日本でも非認知能力を育む教育が導入され始めてきています。特に、2020年からは文部科学省も、非認知能力に力を入れたプログラムを取り入れることを決定しているといわれています。今後、IQなど数値で表す教育だけではなく、人間の基礎力を高めてくれる非認知能力が発展していくことが期待されますね。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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