これって「あり」「なし」?赤ちゃんを置いての外出問題
0歳児にとって、「これくらいなら目を離してもOK」という目安は存在しません。しかし現実的な問題として1日24時間赤ちゃんを監視したり、文字通り目をそらさないでいることもできません。
どんな状況で、赤ちゃんをどんな風に育児するかの判断にはグラデーションがあるといってもいいでしょう。引き続き赤ちゃんを置いての外出について考えていきます。
雪かき中は子どもを外に出す方が危険
積雪量の多い寒冷地なら、冬は「雪かき」がつきものです。時間を置いてしまうと凍結してしまったり車の出し入れができなくなったりと、人任せにできない状況もあるでしょう。そんな雪かき中は「子どもを外に出さないのが鉄則」といわれます。
転倒しやすいため抱っこ紐で抱えるのは危険。落雪も危険。こんな風に赤ちゃんを温かい家で待たせて作業する方が安心、というケースもあるようです。もちろん長時間の作業は避けるべきですが「赤ちゃんから少しでも目を離したらダメ」という言葉を、一律に押し通せない状況もあるのです。
ゴミ捨てくらいなら許容?慎重に行動を
意外に多いのが「お昼寝中にサッとゴミ捨てに行くくらいなら許容範囲」という声。そのほかちょっとした用事でベランダに出るのは許容、庭先までなら許容など、どこまでがセーフなのかは人それぞれの感覚、もちろん住環境によっても変わります。ただ結局のところ何が起こるか分からない以上、赤ちゃんからは目を離さないのが基本ではあります。そして後で振り返ったときに「まずかったかな」と思うような行動は、避けた方が自分の精神衛生上も良さそうです。
おわりに
赤ちゃんを置いての買い物、外出。あなたはどう思いましたか?何が起こるか分からない乳児期。やむにやまれぬ時以外は赤ちゃんを置いての外出は避けたいものですね。なお、今回はママの話を中心に取り上げましたが、パパが一人で赤ちゃんを見ている間に外出してしまうことだって考えられます。夫婦で「こんな時にどうする」といった意見をかわして、足並みをそろえておきたいですね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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