【習字セットの洗い方】学校から持ち帰る時のポイント
学校にもよりますが、習字の授業が終わって洗わない状態で習字セットを持ち帰る際に、そのまま入れてしまうと墨汁で汚れてしまいます。
そのため、持ち帰る際のポイントと持ち帰った後の取り扱いについて紹介します。
習字セットを学校から持ち帰る際のポイント
習字の授業が終わったら、大筆についた余分な墨汁を書き損じの半紙などで軽く拭き取ります。この時に、筆を乱暴に扱ってしまうと、乾いた時に形が変わってしまうので、筆の穂先を整えるように意識しながら拭きましょう。
小筆も大筆と同じように、半紙を使って余分な墨汁を拭き取り、筆巻きにしまいます。
すずりは、残っている墨汁を書き損じの半紙や雑巾で拭き取ってからしまいましょう。
習字セットを持ち帰った後の洗い方
ある程度墨汁を拭き取った状態で持ち帰った筆は、毛の根元のノリが固まってしまっていることがあります。その場合は、ペットボトルに水を溜めてしばらく浸しておくと、自然とほぐれて内側に残っている墨汁も取れやすくなります。
石で作られたすずりは水洗いをせずに、紙や布で軽く拭き取ればOKです。
プラスチック製のものは、汚れても良いスポンジで、丁寧に水洗いしましょう。
筆とすずりを洗い終えたら、しっかり乾くまで自然乾燥させましょう。
筆が割れてしまった時の対処法
一番多い筆の痛みとしては、毛先が割れて固まってしまったというものです。筆が割れた状態では、きれいな字を書く事が出来ませんので、早めに対処しておく必要があります。
このような場合は、ぬるま湯に浸して筆を柔らかくし、固まってしまった汚れを丁寧にほぐしながら洗います。
また、乾かす時にそのまま置いておくと、毛先の癖が出やすくなってしまうので、水を拭き取りながら毛先を整えてから乾かすようにしましょう。
おわりに
昔は、授業の終わりに学校で習字セットを洗うのが当たり前でしたが、現代では自宅まで持ち帰ってから洗うという形態をとっている学校もあるようです。
墨汁は、一度付くとなかなか取れないため、洗う時にとても神経を使いますよね。
今回は、画期的なアイデアもご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。