いよいよ中学受験の当日。学校見学やオープンキャンパスなどを経て、憧れの中学校に入学できるかどうかが決まる大切な日です。そんな時、緊張で本領発揮ができなかったら、親も子も後悔が残ってしまいます。受験日当日、子どもが緊張しないように親が手伝えることはあるでしょうか。闘いに挑む子どもの緊張をほぐす6つの方法をご紹介します。
いつも通りの朝で受験の緊張をほぐす方法2つ
受験生を持つ親が一番しなくてはならないのは、健康管理です。それは、受験日当日も同じ。いつもと同じように規則正しく朝の時間を過ごしましょう。受験日だからといって、親が意識しすぎて日常を崩してしまうと、親の緊張が子どもにもうつってしまうかもしれません。
いつもと同じ起床時間と朝食メニュー
よほど遠い学校を受けるわけではない場合は、いつもと同じ時間に起こしてあげます。もしくは、当日起きる時間を想定して普段からその時間に起きるようにしておけると良いかもしれません。受験当日だからといって、いつもよりも早い時間に起こして勉強させようとすれば、子どもに緊張感を与えてしまいます。
朝食も、受験だからといって「とんかつ」を作るのは避けて、いつも通りのメニューで胃袋を満たしてあげましょう。親がいつも通り過ごせば、子どももいつも通りのペースで行動できるので、緊張がほぐれていきます。
朝勉強するなら、時間と内容に気を付ける
朝に勉強をする習慣があるなら、それもいつも通りすると良いでしょう。ただし、あくまでもいつも通りの時間にすること。朝勉強のためにいつも以上に早起きをしたり、朝食時間をずらしたりしないように注意します。
また、初めてする過去問や問題集の難問などをしてしまうと、できなかった時に不安感が生まれて緊張につながってしまいます。勉強内容は、計算問題や語句問題などの単純なものや、やり込んだ過去問をもう一度しておく程度にしておくと、「問題が解けた」という気持ちの良い感覚が生まれ、緊張感が和らぎます。
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受験の緊張から不測の事態を避けるための方法2つ
学校に到着すると親は完全に手助けができなくなります。そんな中、何かハプニングがあると子どもは自分で解決しなくてはならず、不安や緊張が生まれてしまい、最悪の場合パニックになってしまうかもしれません。不測の事態を完全になくすことはできませんが、なるべく起こらないように事前に準備しておきましょう。
忘れ物は絶対にさせない!持ち物チェックを
筆記用具や受験票、上靴など、持ち物は前日に揃え、一緒にチェックをしましょう。当日着る洋服や腕時計など、身につけるものも前日にきちんとそろえておきます。ハンカチのほか、ポケットティッシュは鼻血が出た時などに困らないよう多めに持たせましょう。
女の子の場合は生理用ナプキンも準備しておくと安心です。
さらに、当日の朝にももう一度忘れ物がないかチェックするのが大切。
また、コロナ禍の今、スプレー式の消毒液や除菌できるウェットティッシュなどもあると良いでしょう。マスクは予備も持たせます。荷物が多くなりますが、「もしも」を想定して準備しておくと心に余裕ができて緊張も和らぎます。事前に持ち物のチェックシートを作っておくと、さらに安心です。
朝は余裕をもって家から出かける
当日の交通状況や天候から、受験校への到着時間が遅れる場合があります。余裕をもって出かけましょう。試験開始の直前に到着してしまうと、焦りから、不安感と緊張につながってしまいます。教室でバタバタと準備をしていると、試験中にもその影響が出てしまうかもしれません。
集合時間よりも早く到着しておけば余裕が生まれ、緊張感が和らぎます。さらに、早めに着席をして心を落ち着かせることで場に慣れ、教室の雰囲気にのまれることなく、自分のペースで試験に挑むことができます。
また、学校に到着したら、教室の場所はもちろん、トイレの位置も確認しましょう。必要ならば、トイレを済ませておくと安心ですね。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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