赤ちゃんとの生活で欠かせないのが、哺乳瓶です。母乳オンリーのママでも、搾乳した母乳を哺乳瓶に入れて飲ませていることは多いものです。しかし哺乳瓶の消毒に関しては、自信がないママたちもいることでしょう。ここでは哺乳瓶の消毒はいつまで必要かなど、哺乳瓶の消毒方法についてご紹介します。
哺乳瓶の消毒はなぜ必要なのか
そもそもどうして哺乳瓶の消毒は必要なのでしょうか?多くのママは「哺乳瓶を使う=消毒」といったイメージを持っているので、いつまで消毒をしなければならないのかと考えると、疲れてしまうものです。そのため消毒の必要性についてまずは理解しておきましょう。
赤ちゃんを守るためが第一
大きな理由としては生まれてすぐの赤ちゃんは免疫力が低く、すぐに体調を崩したり、ちょっとしたことで熱を出したりする可能性が高いので、細菌から赤ちゃんを守るために哺乳瓶の消毒をします。
また大人なら病気にならないようなきっかけでも体調が悪くなることもありますし、細菌やウイルスに対しての抵抗力が弱いので、哺乳瓶を使用する時に付着する雑菌によって、食中毒がおこるのを避ける意味もあるといえます。
現在は多様な消毒方法がある
雑菌がないようにするのであれば、しっかりと洗剤を使って洗えば問題ないのでは?と思うかもしれません。しかし目には見えないような雑菌などは、どれだけ洗剤でこすっても取れない場合があります。そのため基本的には免疫力・抵抗力がしっかりするまでは、哺乳瓶の消毒が必要なのです。昔は煮沸消毒が一般的でしたが、最近では電子レンジや消毒液で哺乳瓶を消毒する人も増えています。消毒方法が多様になったことで、ママの負担も少し軽くなったと言えるでしょう。
絶対にこれ!という方法はない
哺乳瓶消毒を行う際にどんな方法がいいかな?と迷うママもいるかもしれません。しかしどの方法でもしっかりと消毒をすることができます。ただ消毒方法としては、自分たちのライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
例えば手間がかかっても良いのでしっかりと消毒したいのであれば煮沸消毒がおすすめですし、手軽にすぐ消毒をしたいのであれば電子レンジ消毒が効果的です。また消毒剤を入れておけば、丸24時間使用ができる消毒液の場合は、色々な手間が省けて便利だといえます。
哺乳瓶の消毒は毎日のことなので、無理なく続けられる方法を選びましょう。
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哺乳瓶の消毒はいつまで必要なの?
さまざまな消毒方法はあれど、毎日続けているうちに「これって一体いつまで続けたらいいの?」と疑問に感じることもあるでしょう。哺乳瓶の消毒をいつまで続けるかは、赤ちゃんの免疫力や抵抗力と大きな関係があると言われています。
2カ月くらいではまだまだ早い
生後2カ月くらいになると、もう新生児と呼ばれない時期になるので「そろそろ大丈夫かな?」と思う方も多いですが、この時期はまだ早いと言えます。
免疫力がつき始めるのは大体3カ月以降と考えられているので、哺乳瓶の消毒は続けてください。赤ちゃんは指しゃぶりをしているから大丈夫だと昔の人はよく言っていましたが、現実的に体の機能としては未成熟な段階です。安全性を保つためにも、2カ月くらいはまだ哺乳瓶の消毒が必要だと思っておくとよいですね。
最低3カ月は消毒をすると安心
3カ月くらいになると予防接種などもはじまり、免疫力や抵抗力がアップしてくる時期となります。この頃あたりからは、哺乳瓶の消毒をやめても良いとはされていますが、まだミルクに頼っている時期なため心配が残る点もあるでしょう。そのため「大丈夫かな?」と不安がよぎるようであれば、哺乳瓶の消毒を続けてください。
日々の消毒作業はママにとって大変に感じるかもしれませんが、赤ちゃんが病気になるかもしれないことを考えると、慎重になることが大切です。
6カ月〜1歳くらいがベストな時期
生後6カ月~1歳くらいになると、しっかりと体が作られてきて、大人の半分まで免疫力や抵抗力が生まれると考えられています。そのため早めに終わらせるのであれば、6カ月を目安にやめてもいいかもしれません。ただ、赤ちゃんの体質だったり、季節によって高温多湿になるような場合は雑菌が繁殖しやすいため、できる限り消毒を続けた方が良いともいえます。
赤ちゃんによってはちょっとしたことで体調を崩す子も多いので、確実性を求めるならば離乳食も食べるようになっている8カ月~1歳くらいがベストです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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